砲撃亀はかく戦えり

カメックスと共に

8世代総括

 剣盾からガチ対戦デビューして、二年強くらい自分なりに上手くなろうと頑張ってきました。

 当初持っていた目標を達成したり、新たな目標の前に挫折したりと色々ありましたが、剣盾も終わるということで個人的な総括をしたいとおもいます。

 

S1~S9

 「セキタンザン好き!」とか「カメックスは最強なんだ!」みたいなこと言いながらエンジョイ勢やっていました。200~400戦くらい毎シーズンやりつつ五桁中央で好きなポケモンと遊ぶ日々はなんだかんだ楽しかった記憶。

 努力値とかよくわからないし、構築の軸や回し方とかほとんど興味もない期間でした。勝てるわけもなくうだうだしていたけどそれはそれで充実していた。

 

S10~S12

 このあたりから明確に「勝ちてぇなぁ」と思うようになる。

 「カメックス使って勝ちたい」という気持ちを第一に構築記事を読み漁った。afouさんのカメガブナットに憧れていたのでカメックスナットレイガブリアス(後に霊ランドになるが)を軸にもそもそ戦っていた。「何故勝てないか」を考えていなかったのでそこまで上達はしていなかったが、「どうしたら勝てるか」をぼんやりと考えるようにはなっていたと思う。

 初めて最終1000位台を取れて喜んでいた。

 

S13、S14

 「受けループという構築があるらしい」ことを知る。

 サイクル構築が好きで「相手のポケモンに対する引き先が必要」とかいうクッソ後ろ向きな構築の組み方をしていたので、「いっそ全部引きから対応できる構築を使えばいいのでは?」と安直な理由で受けループを使い始める。

 

 結果、その魅力にめちゃくちゃハマった。

 

 受けループは構築的には弱い部類だ。ダイマックスは攻めの後押しをするシステムで、補助技は全部「ダイウォール」になる。火力のエグくてその場で受けるだけの構築は環境的に向かい風だ。

 でも、僕にとっては革命的な構築だった。「自分からガンガン攻めなくても勝てる構築があるんだ(正確には語弊があるけども)」ということに衝撃を受けた。

 この頃からようやく「勝つためにはどうすればいいか」を明確に考えるようになった。ガチ対戦にようやく足を踏み入れた感覚を覚えている。

 

S15~S17

 伝説環境が始まった。

 禁止伝説の高火力に何度も心折れそうになってたが、純正受けループが楽しくて死ぬ気で潜った。受け使いの配信を見て戦術を覚えたり、各種対戦コンテンツを履修し始めた。

 S17になって自身初の最終三桁を達成し、受け構築で頑張っていくことを再度決心した。

 

S18

 雪原ルールが戻ってきて、初めてレート1900を達成した。

 泣いて喜んだ。僕でもやればできるんだということを実感した。この頃から対戦勢の知り合いも増え始め、より一層対戦が楽しくなった。

 同時に、「ダイマックスのない世界でサイクルを回したい」気持ちが強くなり、ダイマアンチが増した。この頃から今までその気持ちが変わらないあたり筋金入りなのかもしれない。

 

S19、S20

 最終三桁付近でうろついていた。個人的に環境に追いつくのに精一杯で、上を目指す気力がなかったのだと思う。

 ウーラオスとサンダーに永遠にキレていた記憶しかない。

 

S21~S23

 ダイマ無しルール到来。待ちに待った環境で、過去イチのやる気で挑んだ。

 そして、初めてレート2000チャレンジに足を踏み入れた。何度も挑み、その度に負けてしまったものの、確実に上達している感覚がとても嬉しかった。

 3シーズン通して1900台で終えることができ、ダイマのない受け構築をめちゃくちゃ楽しんだ。ここから「レート2000」という数字にこだわるようになる。

 

S24~S26

 ダイマが復活したことで対戦から離れていたと思う。

 前ルールでの達成感とシステムへの嫌悪感で最低限潜っていた記憶しかない。

 

S27、S28

 前代未聞のGSルールが始まり、ガチで萎えていた。

 一応興味のあるイベルネクロサイクルで最終三桁前後は出していたものの、本当にモチベがなかった。禁止伝説の存在とダイマックスが許せなくて五回くらい公式にメール送ろうとした。

 

S29、S30

 個人的に一番好きなホウオウを使い、GSルールで初めて最終三桁前半を達成した。

 五月には初めての対戦オフ会「第一回ポケリーグoffline」に参加することに。そこでいろんな対戦勢の人と知り合い、仲良くなれた。

 そんでもって何が起こったのか、予選繰り上げ突破から配信卓まで勝ち上がった。

 たぶん今までで一読みが神懸かっていた。一方的に知っている強者の人達と戦い、勝利を収められたことが自分の中でめちゃくちゃ自信になったことを覚えている。

 準決勝では配信卓でサック―さんと戦った。

 運の悪い部分は多少なりともあったが、完敗だった。死ぬほど悔しかったけど、それ以上にこの舞台に立てた感動が勝っていた。ポケモン対戦頑張ってよかったなって過去の自分に感謝した。

 

S31~S33

 GSルールしんどすぎて最終三桁付近でやめた。

 

S34

全解禁ルール頑張りはしたものの、一般ポケモンや受けループが使えないストレスがえげつなさすぎてほぼ引退みたいなもの。

 

S35

 るいさんが構築貸してくれて、その結果ギリ生きている。

 でも正直このルール死ぬほど楽しくないので今日明日潜るモチベが出るのを祈るしかない。

 

総括

 ガチ対戦の楽しさを覚えてしまったのでもう逃げられないです。

 リアルの方では結婚したり色々で忙しくなるけど、スカバイではいい加減レート2000達成して成仏したいと思います。二年以上やっているのに停滞しているの自分的にも情けないので。

 オフ大会にも積極的に参加したいな。受けル鯖やらパパポケ鯖やら発足して知り合いも増えたので、そういう面でも頑張っていこうと思っています。

 剣盾の対戦環境そのものは個人的に「嫌い」の一言なのですが、思い入れは人一倍あります。ガラルの経験をパルデアでも生かして結果出していきたいね。

 これからも若輩ながら対戦頑張るので、応援してくれると泣いて喜びます。

 

 ヒスイヌメルゴンで世界取りたい。