初めまして、お久しぶりです。ふゆいと申します。
今回はポケモンSVのランクマッチシーズン3にてレート2000&SV初の最終三桁を達成しましたので、構築記事を書かせていただきました。
備忘録代わりではありますが、来期の参考にしていただけると幸いです。
コンセプト
・相手の行動に対して後出しから安定行動で詰めていく。
・毒やゴツゴツメットなどの定数ダメージで削っていく。
・相手視点から見えないテラスタルで対策を崩し、受けを成立させる。
・ドオーを信じる。
構築経緯
今シーズンから強力なパラドクスポケモンが追加されたが、受けポケモンが増えたわけではないため前ルールの構築をベースに考えた。
まず相棒枠のドオーを採用。初日から役割に安定し受け構築が重い水ロトムに強いHD貯水で使用していたが、最終日のみクッション性能の高いBD天然に変更した。
次に、前環境より強力で環境全体を広く受けられるハピナスとクレベース。クッション役として優秀かつ毒を撒いてサイクルを有利にできるドヒドイデを採用した。選出の七割くらいはこの三体で見れるので、困ったときの誤魔化しとしても上手く使うことができた。
ここまでの四体でキツいテツノカイナを誤魔化すためにラウドボーンを最終盤直前まで採用していたが、終わり頃になって増えた呪い霊テラスキョジオーンとポイズンヒールキノガッサがあまりにも無理だったためにサーフゴーを緊急出動させた。
六体目はイダイナキバ受けにチヲハウハネやペリッパーを使っていたものの、耐性が優秀で挑発があり、ドドゲザンにも上から動けるアーマーガアを補完に入れこんだ。
個別解説
ドオー@天然(電気テラス)
212(52)-95(0)-106(204)-58(0)-167(252)-40(0)
地震/毒突き/蓄える/自己再生
HB:控え目C252サーフゴーのサイコショックを受けてからテラス切って再生で受けられるライン
HD:残りで最大
役割対象:サーフゴー、テツノドクガ、ラウドボーン、ジバコイルetc
パルデアでの相棒。S1から皆勤でチームを支えるいぶし銀。こいつがいなければ僕の受け構築は始まらない。
初日から終盤まで構築全体で重いロトムやイルカマンを見れる貯水HD型を採用していたが、中盤以降に増えた受けキラーのサイコショック格闘サーフゴーを誤魔化すために急遽BD天然に変更した。
相手の悪巧みを無視できる&Bに振ることでそこそこの物理耐久を得ることが出来るので、サイコショック受け→電気テラス自己再生で受け切ることができる。こいつを入れるまではサイコショックが見えた瞬間に降参していたが、採用後は6回当たって5回勝利をもぎ取った。最高の相棒。
技構成は最高打点の「地震」に浮いている相手へ打てる「毒突き」。回復ソースの「自己再生」と、両受けを可能にしショックサーフゴーへTODを仕掛けられる「蓄える」を採用した。この「蓄える」が本当に優秀で、特殊ポケモンに投げた後ガン積みすることで等倍以下の物理アタッカーを詰ませることができる。鉢巻ドラパルトを受け切った時はさすがに感動した。
テラスタイプは「電気テラス」。鋼半減+格闘・霊等倍以下+電気等倍以下が電気か炎しか存在せず、ステロダメージと水ロトム、弱点の少なさを意識して電気テラスを採用。これにより地面タイプ以外のポケモンを蓄える込みでだいたい役割として処理することができる。天然受けポケモンに必要なのは如何に等倍以下で受け切れるかだと思っているので、ドオーに合うテラスタイプだと思った。
持ち物はシャドーボールやラスターカノンでのDダウンを防ぐために「クリアチャーム」。本来は隠密マントを採用したかったが、ラウドボーンやサーフゴーに渡していたためにこちら。S1でもクリアチャームを使っていたので地味にお気に入りアイテムと化している。
SVの対戦はこの子がいないと成り立たない。今後も一緒に走っていきたい。
アーマーガア@ミラーアーマー(格闘テラス)
199(204)-92(0)-171(244)-65(0)-105(0)-95(60)
ボディプレス/鉄壁/挑発/羽休め
HB:可能な範囲で最大限
S:180振りドドゲザン抜き抜き、ミラー意識
役割対象:イダイナキバ、ドドゲザン、マスカーニャ、ハッサムetc
パルデア唯一の鋼飛行。ムドーやカグヤに比べると数値が低く役割破壊の弱点テラスで容易に崩されてしまうが、対象を絞った時の受け性能は破格だった。タイプが優秀なのはシンプルに偉い。
特性は「ミラーアーマー」。挑発と相性が良く一撃必殺の試行回数を減らせる「プレッシャー」も使っていたが、トドロクツキの噛み砕くやクエスパトラのルミナコリジョンがあまりにもキツかったためにステータスダウン防止を優先した。
技構成は受けアマガのテンプレ四つのため特に説明は無い。強いて言うなら挑発がめちゃくちゃ偉かった。
実はイダイナキバが受からないために最初は「虫テラス」で使っていた。……のだが、あまりにもドドゲザンがしんどすぎたために結局「格闘テラス」での採用。なんだかんだこれが一番強い。
持ち物はアマガの本体とも言っていい「ゴツゴツメット」。キノガッサ増加に伴い「防塵ゴーグル」も考えたが、さすがにゴツメが無いと役割遂行が不可能になるので思い止まった。
テラスタル環境ではやや向かい風寄りのポケモンではあるものの、個人的には好きなポケモンなので折を見てまた使いたい。
サーフゴー@隠密マント(飛テラス)
191(228)-58(0)-155(204)-153(0)-111(0)-114(76)
ゴールドラッシュ/シャドーボール/悪巧み/自己再生
HB:可能な範囲で最大
S:準速バンギラス抜き
役割対象:テツノブジン、コノヨザル、メンヘラミミッキュ、キョジオーン、オーロンゲ、キノガッサ、その他害悪系
呪いキョジオーンとポイヒキノガッサを殲滅するために血涙流しながら構築にぶち込んだ受けキラー。使われるサーフゴーは最強だが使うサーフゴーも最強だった。
受け視点面倒臭い変化技系やクエスパトラを一身に引き受けてくれたが、そもそも今期苦労したのは八割方コイツのせいのためイマイチ喜びづらい気持ちもある。
技構成は最強技の「ゴールドラッシュ」に霊打点の「シャドーボール」。処理速度を速める「悪巧み」に回復用の「自己再生」。
元は悪タイプへ打てる気合玉を採用していたが、さすがに安定しないためカイリューの処理速度を上げられるゴルラにした。こういうのは役割に対してきちんとした対処をできる技にするに限る。
テラスタイプは弱点の補完とキノガッサに強く出られる「飛行テラス」。正直これ以外ないくらいにハマっていたので正解だったんだと思う。
持ち物はキョジオーン対策の隠密マント。クエスパトラのルミナコリジョンも無視できるのでめちゃくちゃ強かった。ほぼ全てのキョジオーンを起点にできるのが本当に偉い。ムカつく(誉め言葉)。
使っていて本当に強かったが、弱体化したらしたでこっち視点めんどいのでサイコショックだけ消してください。
ドヒドイデ@再生力(草テラス)
157(252)-83(0)-224(252)-73(0)-163(4)-49(0)
毒々/毒菱/黒い霧/自己再生
HB:鉢巻アタッカー意識のぶっぱ
D:余り
役割対象:テツノブジン、ソウブレイズ、マリルリ、カイリュー、イルカマン他
最強のクッションポケモン。だいたいの攻撃を一発は耐えるので毒撒いてサイクル有利を取りに行く。
技構成は浮いている相手へ打てる「毒々」。サイクル下での圧力になり受けるだけで相手を削れる「毒菱」に、積みへの対策になる「黒い霧」。そんでもって「自己再生」。この中でも毒菱は今の環境でドヒドイデを使うなら必須技だと思う。鋼に何もできない代わりに、この技があることで接地しているポケモンやテラスを切った元・浮いている組を毒状態にできるのが本当に強かった。再生技のPPが減ってしまった今作での優先度はかなり高い。(前記事引用)
持ち物はコノヨザルやアンコールカイリュー意識の「メンタルハーブ」。これがあることで挑発持ちにも仕事ができるのが本当に偉い。草テラス切って挑発キバに毒入れるとかもたまにやっていた。
テラスタイプは地面タイプ受けや水ロトム意識で「草テラス」を選択。受け仲間のはなぞのさんより勧められたために採用したが、採用は正解だった。草テラスのおかげでミトムの受けルートが増えたおかげで2000チャレンジを通せた立役者。
今後の環境でも受け構築の中心になっていくと思う。
ハピナス@自然回復(水テラス)
331(4)-27(0)-68(252)-95(0)-187(252)-75(0)
テラバースト/シャドーボール/瞑想/卵産み
H:余り
B:サイコショック意識かつカバルドン対面行動するためにぶっぱ
D:特殊を最大限受けるためにぶっぱ
役割対象:特殊全般
すべての特殊ポケモンへの対抗策。選出率は驚異の九割。今シーズンは特殊アタッカーの層がめちゃくちゃ厚くなったので必須級の活躍だった。
技構成は安定打点かつテツノドクガへ水技をぶち込むための「テラバースト」。サーフゴーやハバタクカミへの打点となる「シャドーボール」。積み特殊対策の「瞑想」に「卵産み」。途中までは身代わり対策のハイパーボイスを使っていたが、ノーマルと水の2タイプを圧縮できるテラバーストが優秀だった。
テラスタイプはテツノドクガを受け切るための「水テラス」。眼鏡ドクガが爆増したためにサイコショックサフゴを完全に切ってドクガにすべてを向けるタイプ採用を強行。結果的は正解で眼鏡ドクガを返り討ちにできたのが良かった。
持ち物はステロ展開やサイクル負担を軽減するために「食べ残し」を採用。瞑想するだけで回復できたり積み合いの体力管理が容易になったりと良いことづくめだった。元々持たせていた隠密マントを失ったことでルミナコリジョンやアシッドボムがきつくなったものの、瞑想を絡めてなんとか誤魔化すようにしていた。
安心安全ハピナスさん。
クレベース@頑丈(格闘テラス)
202(252)-138(4)-259(252)-57(0)-66(0)-48(0)
氷柱落とし/地震/鉄壁/自己再生
HB:ぶっぱ
A:龍勢への処理速度を考え余り
役割対象:物理全般
受けループ最強の物理受け。抜群さえも並みのアタッカーなら受け切る性能はマジでバグ。
トドロクツキを理論上唯一受けられるポケモン。挑発食らいつく型に対抗できるのが本当にこの子しかいなかったため、今シーズンはマジで頼りにしていた、何気に雪証色で気に入っている。
技構成は唯一の非接触氷技であり龍勢への打点となる「氷柱落とし」に毒テラストドロクツキ意識の「地震」。すべての物理を受け切るための「鉄壁」に「自己再生」。「地震」はサーフゴーへの打点にもなり、テツノドクガをワンパンできる最高のウェポンだった。ボディプを失ったことでFCロトムへの打点は無くなったものの、受け出し読みドクガを十体以上屠ったのでマジで最強だった。
テラスタイプはドドゲザン意識と環境の物理技タイプを考えて「格闘テラス」。今環境では水やフェアリーの方が強いと思っていたが、受けループサーバーにて格闘の強みを議論した結果こちらに落ち着いた。ドドゲザンが本当にキツかったし食らいつくのダメージを抑えられたので正解だったんだと思う。
持ち物はステルスロックを撒かれてもサイクルが可能になる「厚底ブーツ」。正直今の環境だとこれがないと普通にキツイ。
色証粘ったことでお気に入りになった。ぬいぐるみお待ちしています。
苦手なポケモン・並び
・サーフゴー
性能と技範囲がおかしい。
・テツノブジン
ガチで無理。要素の全部が強すぎる。
・炎クエスパトラ
対処をサーフゴーに任せていたので炎テラバが無理だった。
相変わらずきつい。
・毒菱吹き飛ばしテツノドクガ
何故か毒を選出していないときに限って毎回出された。
選出
・トドロクツキ:クレベース
・ハバタクカミ:ハピナス
あとは役割対象に合わせて随時投入。
おわりに
今期は序盤からほぼ一人で考えた構築で結果を残せてめちゃくちゃ嬉しいです。正直受けメタが酷くて2000無理だと思っていたので、気合入れてよかったなと思います。
準伝説なり過去組なりが来るとさらにキツくなる気がしますが、やれる範囲で上を目指していきたいです。
レンタルパーティ
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スペシャルサンクス
・今期も切磋琢磨した「AIM-HIGH」のみんな
・受けループ、受けサイクルの先輩、同志の方々
・いつも一緒に対戦考察してくれている「ポケモンシングル意見交換鯖」の仲間たち
・なんと今期からランクマッチデビューし、マスボ達成を嬉しそうに報告していた可愛い妻
これからも受け構築をメインに頑張っていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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閲覧ありがとうございました!