【Pioneer Prime Portal】ボロスバーン奮闘記【Top8】
0.はじめに
初めまして、こんにちは。
この度12/14に開催されたパイオニアの大規模大会「Pioneer Prime Portal」にて、72人中6位という望外の結果を残すことができた。様々なデッキが群雄割拠する中でお気に入りのデッキで結果を残すことができたため、今回は備忘録も兼ねて色々と書かせていただこうと思う。
1.デッキリスト

■インポート用
4 Monastery Swiftspear
4 Soul-Scar Mage
4 Slickshot Show-Off
4 Kumano Faces Kakkazan
4 Burst Lightning
4 Boltwave
2 Monstrous Rage
4 Boros Charm
2 Lightning Helix
4 Light Up the Stage
4 Skewer the Critics
4 Sacred Foundry
4 Inspiring Vantage
4 Battlefield Forge
3 Mountain
2 Ramunap Ruins
2 Needleverge Pathway
1 Sokenzan, Crucible of Defiance
2 Redcap Melee
2 Rending Volley
3 Destroy Evil
2 Roiling Vortex
2 Pyroclasm
2 Rest in Peace
2 Lightning Helix
2.デッキ作成経緯
愛用していたアタルカレッドが《心火の英雄》禁止で天国に行ってしまったため、元来使用していたボロスバーンを使用する想定でリストを組み上げることにした。
以前記事を出した《狂信的扇動者》を使用したバーンは革新的ではあったものの、《稲妻》系統の呪文が不足しているパイオニアではやはり手札枚数不足が否めず。以前より結果を残していた果敢軸のバーンを元にデッキを作成した。
全体的な採用カードについては特に変更点はないものの、現在のパイオニアのメタに合わせて以下の調整を実施。
・スケープシフトなどの高速コンボを意識:《巨怪の怒り》をメインに二枚採用
・赤単は減少したが、新たにイゼット果敢が台頭し環境を席巻:《レッドキャップの乱闘》をサイドに採用
・イゼット果敢およびボロス召集を意識:《紅蓮地獄》をサイドに採用
アリーナやMOのチャレンジに何度か参加した感じ、流行りのイゼット果敢や青白コンには有利寄り。黒系ミッドはハンデスの枚数に寄るが五分~微不利程度に抑えられると判断。環境が盤面コントロールに寄っているおかげで直接火力へのガードが下がっていたことも追い風だった。
3.マッチ感想
簡単にはなるが、当日の対戦内容は以下の通り。
1R:青白コントロール(isuさん) ○○
1G:メインからダブマリで萎えかけたものの、相手もあまり手札が強くなかったのか盤面クロックとトップした火力が通り続ける。終盤はなけなしの火力を損魂の攻撃に合わせて削り切って勝ち
2G:メインで《縫い目破り》が見えていたため、大規模対処カードは《ピナクルの星檻》であると判断。1マナ除去をクリーチャーに使わせてしまえば《乱動する渦》への対処は難しいはずであり、空中火力と《乱動する渦》を主軸に攻めていくことに。
サイドイン:《乱動する渦》2、《稲妻のらせん》2
サイドアウト:《批判家刺殺》4
挨拶代わりの《稲妻波》をぶち込んでから最速で《乱動する渦》を設置。対応札が引けてないのかカウンターのためにマナを残したいのか、残り続けた渦が追撃の二枚目と共にライフを詰めていく。最終的に一枚は処理されるものの、そのまま焼き切って勝ち。
相手のハンドにかなり救われていた。《跳ねる春、ベーザ》や《縫い目破り》をそれなりに引かれていたらその限りではなかったかもしれない。
2R:ロータスコンボ(若みどりさん) ×○○
1G:相手がスケシかロータスであり、先手だから押し切らなきゃ!の意識が働き土地1でのキープを行ってしまう。一応《樹上の草食獣》がいなければ1t《僧院の速槍》と《舞台照らし》で土地を探しに行けるか、と願望スタートしたものの、当然のように返しに《樹上の草食獣》を出され絶望。土地は伸びず当たり前に投了。
2G:基本的には速度勝負になるので、《出現の根本原理》や《全知》の対策として《乱動する渦》のみイン。封鎖に関してはケア可能なことと、取られても火力追撃でリーサル足りるとの判断からディッチャ系は入れなかった。
サイドイン:《乱動する渦》2
サイドアウト:《舞台照らし》2
1t《損魂魔導士》→2t《乱動する渦》で圧をかけていく。相手は遅めのハンドなのか、《砂時計の侍臣》をブロッカーに回すなどの後ろ向きな配置だったため、火力で焼きつつ殴り切って勝ち。
3G:インアウトは上記から変更なし。相手がダブマリから土地が《演劇の舞台》のみで二枚目を引けず、即投了で勝ち。
メインの先手をしょうもない願望キープで落としてしまい絶望していたが、運がこちらに振り切ってくれたため勝ちを拾えた。
3R:イゼット講義(るぅさん) ××
1G:諸事情でデッキ内容は知っていたため火力プランを取りたかったが、マリガンするほどではない肉ハンドが来てしまったため「まぁ行けるやろ……」でキープ。果敢組を順次投入していくが、夥しい数の火力を投げられ続けて盤面が壊滅。ハンドも足りずそのまま《コーリ鋼の短刀》のモンクトークン集団に殴り切られて負け。
2G:メイン戦の内容から肉プランは通らないことを再確認。《ばあば》への除去はメインから足りているため、そこを見つつトークン横並びを咎められる《紅蓮地獄》と講義シナジーを妨害できる《安らかなる眠り》をイン。
サイドイン:《稲妻のらせん》2、《紅蓮地獄》2、《安らかなる眠り》2
サイドアウト:《巨怪の怒り》2、《精鋭射手団の目立ちたがり》4
初っ端から大量の《ブーメランの基礎》でアドを取られ続ける。こちらの攻め手が続かないまま、《コーリ鋼の短刀》と《占星術師の天球》の果敢軸で瞬殺され負け。
マジでドン引きするレベルの枚数除去が入っていたのでもっと火力に寄ったハンドでキープすべきだった。《安らかなる眠り》を引けずに《積み重ねられた叡智》でありえない量のドローをされてしまったのも敗因。なんであれインスタントやねん。
4R:イゼット果敢(大島くん) ○×○
1G:「先手の利!」と言わんばかりに攻め立てていく。ハンドに《稲妻波》3枚とか抱えていたので2t《コーリ鋼の短刀》Goの返しにすべて吐き出し、《僧院の速槍》と《精鋭射手団の目立ちたがり》と合わせて3ターンキルして勝ち。最強ハンドすぎた。
2G:このマッチは相手が《コーリ鋼の短刀》を置いて盤面コントロールでアドを取っていく展開が多いため、最速で削るのは維持しつつ果敢クリーチャーを焼いてしまえばレースに勝てる認識。盤面に当たらない《稲妻波》と除去に弱い《巨怪の怒り》を抜き。
サイドイン:《レッドキャップの乱闘》2、《稲妻のらせん》2、《紅蓮地獄》2
サイドアウト:《巨怪の怒り》2、《稲妻波》4
都度盤面の除去を試みるが、想定より展開が早かったのでハンドが追い付かず。残り2まで削ってトップ火力お祈りまで食らいつくも、土地を引いてしまい負け。
3G:先手なため《紅蓮地獄》を抜き、《巨怪の怒り》をメインに戻して前のめりな展開を目標に試合運びをしていった。相手の2点火力は最低限ケアしつつ火力込みの果敢で殴っていく。途中《実験統合機》で《呪文貫き》がめくれてターンスキップが発生したものの、現在のイゼット果敢は赤ベースであるせいでカウンターがそこまで取られていないので安心して火力を投げ続ける。残りライフ7で「土地か批判家引けば勝ちかな」って祈ったらトップから《批判家刺殺》振ってきて勝ち。最強トップ男。
このマッチは事前に何度も練習して立ち回りとプランを想定して取り組めたのでかなり安心感を持って対戦できたと思う。
5R:イゼット果敢(高岡さん) ○×○
1G:安心の《熊野と渇苛山の対峙》スタート。お互い肉を展開し殴り合っていくが、《コーリ鋼の短刀》の隙を狙って火力を投げ続けレースを制して勝ち
2G:4Rの時と同様のサイドインアウト。
サイドイン:《レッドキャップの乱闘》2、《稲妻のらせん》2、《紅蓮地獄》2
サイドアウト:《巨怪の怒り》2、《稲妻波》4
初手から怒涛の果敢展開。盤面に触れるカードをあまり引けておらず、《コーリ鋼の短刀》誘発と《嵐追いの才能》使い回しを咎めることができず、負け。
3G:《紅蓮地獄》→《巨怪の怒り》に戻してスタート。序盤一気に攻めてライフを削るも、対応が間に合い始めジリ貧に。次にターン返したら負けというところで火力を引き込み、辛くも勝利。クリーチャーがあまり引けていなかったのでかなり運に助けられた。
6R:ディミーアゴールデンタイガー(シバサキさん) ○×○
1G:《暗黒騎士、セシル》や《フラッドピットの溺れさせ》がいる関係上、盤面は通らないものと判断して火力プランで攻めていく。ハンデスを引かれておらず、土地も二枚で止まって展開ができなかったようでそのまま焼き切って勝ち
2G:サイド以降はレンジが伸びて《黙示録、シェオルドレッド》や《不浄な別室/祭儀室》でのドレインが争点になってくるため、そこを意識してサイド変更。ただ、基本は忍者でのアグロになるのであくまで最低限の対処札を入れた。ただ後手だったので最大限入れるべきだったと反省している。
サイドイン:《邪悪を打ち砕く》2、《引き裂く流弾》2、《紅蓮地獄》2、《稲妻のらせん》2
サイドアウト:《巨怪の怒り》2、《稲妻波》4、《批判家刺殺》2
脅威が来る前に削り切ろうと火力を打ち込んでいくものの、《黙示録、シェオルドレッド》が着地。ハンドに《邪悪を打ち砕く》があったので対処は間に合うが、直後に《不浄な別室/祭儀室》を二枚置かれて成すすべなく投了。
3G:「序盤の忍者全部焼いて、シェオルも焼いてしまえば《乱動する渦》で削れるんじゃね?」という考えの下、コントロールプランを敢行。
サイドイン:《邪悪を打ち砕く》3、《引き裂く流弾》2、《紅蓮地獄》2、《稲妻のらせん》2、《乱動する渦》2
サイドアウト:《巨怪の怒り》2、《稲妻波》4、《批判家刺殺》4、《精鋭射手団の目立ちたがり》1
とにかく除去を腐らせて相手の盤面を掃除していくことを徹底。忍者デッキは《月回路のハッカー》や《フェアリーの悪党》、《悪夢滅ぼし、魁渡》を忍術で効率良く運用することでアドを取っていくデッキなため、肉を残さず忍術を妨害して火力を投げていった。都度投下される《ドロスの魔神》や《暗黒騎士、セシル》などの脅威へはトップした《邪悪を打ち砕く》や《紅蓮地獄》で対処が間に合ったのが運が良かった。中盤に当初の計画通りに《乱動する渦》をセットし、そのまま火力と合わせて焼き切って勝ち。
スイスラウンド5-1の結果で無事にSE進出が確定。最近はめっきり勝てておらず、今回も内心どっかで落ちるんだろうなと思っていたので、望外の結果にめちゃくちゃ喜んでいた。
Top8に上がってきたデッキは以下。
イゼット果敢
ロータスコンボ
ディミーアセルフバウンス
ボロスオーラ
グルール果敢
スケープシフト
ディミーアゴールデンタイガー
ボロスバーン
相性としてはどのデッキの当たっても五分か有利程度で行ける認識と自信があり、このままSE勝っていくぞ!と意気込んで準々決勝に臨んだ。……たった一つのガン不利デッキからは目を背けて。
SE1戦目、目の前に座った人を見て思わず天を仰ぐ。
SE1:ボロスオーラ(TKOさん) ××
マジで一瞬で負けた。タカオーラとして知られているそのデッキは、SEに上がってきた中で唯一「ほぼ10割の確率で負ける」と確信していたデッキだった。ボロス土地から《アダントの先兵》が透過された瞬間、すべてを理解した。《損魂魔導士》を探すところから始まり、そもそもいたとしても《幽霊による庇護》でライフレースを崩壊させられる。史上最悪に相性が終わっているデッキだった。
ここで余談ではあるが、筆者は過去四回に渡りバブルマッチで呪禁オーラを踏み、爆散している。まさか今回は当たらないだろうとタカを括っていたのだが……。
せめてこのデッキ以外であればまだ可能性が残されていたのに、と自らの不運を呪う結末となってしまった。
4.終わりに
とはいえ、70人規模のスイス6Rというほぼ全勝以外許されない大会でTop8に入れたのは非常に嬉しかった。最近はライフスタイルの変化で二か月ほど紙から離れており、周りの活躍に少々置いてけぼりを感じていたため、このような形で結果を残せてかなり精神面が安定した。
また、自分の好きなデッキで勝てたのもあり、今後に向けてかなり自信に繋がった。まだ粗い点は大量にあるが、周囲のアドバイスや経験値を自分の糧にできるように精進していきたいと思う。
次回の参加は2/7のパイオニア神挑戦者決定戦。「ローウィンの昆明」でどのような強化が入るかは不明だが、候補のひとつであるボロスバーンで挑戦できたら嬉しい。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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飛び出していけパイオニアの彼方 目の前をぶち抜くプラズマボルト(ボロスバーン)
0.はじめに
初めまして、こんにちは。
突然だが、あなたは《プラズマボルト》というカードを知っているだろうか。

飛び出していけ宇宙の彼方
2025年8月1日に発売されたエキスパンション、【久遠の終端】にて実装された新進気鋭の火力である。1マナ2点ソーサリーのテキストだけ見たあなたは、次にこう言うだろう。
「ショックの下位互換じゃね?」
その感想は正しい。ヴォイドとかいう謎のキーワード能力を除けば、ソーサリータイミングでしか唱えられない2点火力はどう考えても実用に耐える性能ではないだろう。
だが、大事なのはそのキーワード能力である。
「ヴォイド:このターンに、土地でないパーマネントが戦場を離れたか呪文がワープされていたなら、代わりに、プラズマボルトは3点のダメージを与える」
なんとこの火力、よくよくテキストを読むと「1マナ3点火力」である。
古に存在した《稲妻の連鎖》とほぼ同等のテキスト。これは令和のチェンライと言っていいのではないだろうか(超過言)。
現状、スタン~パイオニア環境の本体火力は少しばかり枚数が不足している。モダン以下に比べれば当然ではあるものの、バーンデッキを組むには枚数も打点も足りず、果敢クリーチャーに頼った「ビートバーン」として妥協せざるを得ない。「これはバーンです!」と言いながら《巨怪の怒り》を絶叫キャストする様はとても古のバーンおじ達には溜息ものだろう。
かくいう筆者も初めて組んだデッキはモダンのボロスバーンである。アーキタイプへのこだわりや熱意は人並み以上に持ち合わせているつもりだ。
・「歩く火力」と呼ばれる最低限の速攻クリーチャーでクロックを刻み
・数々の3点火力を「Target You!」と指差しながら投げつける
対戦相手から怒りと共に「お祈りトップデッキ」と揶揄されるこのアーキタイプをこよなく愛する我々にとって、果敢ビートダウンをバーンと同一視するのは少々悔しい思いが拭えない。「火力を投げ続けるデッキがバーンである」と世間に知ってほしい。
そこで登場したこの《プラズマボルト》である。貴重な1マナ3点火力を使わない理由はない。だが、構築を歪めて紙束にしたものをデッキと呼ぶわけにはいかない。
そこで、筆者なりに考察し、使用し、現パイオニアでもある程度戦えると自負するリストを組み上げてみた。実際にMTGアリーナやMagic Onlineで使用したうえで記載している者であるため、机上の空論ガラクタではないことだけ記させてほしい(懇願)。
1.デッキリスト

■インポート用
4 Fanatical Firebrand
4 Monastery Swiftspear
4 Kumano Faces Kakkazan
4 Burst Lightning
4 Boltwave
4 Plasma Bolt
4 Boros Charm
4 Lightning Helix
4 Light Up the Stage
4 Skewer the Critics
4 Sacred Foundry
4 Inspiring Vantage
4 Battlefield Forge
2 Mountain
2 Ramunap Ruins
2 Needleverge Pathway
1 Den of the Bugbear
1 Sokenzan, Crucible of Defiance
2 Magebane Lizard
2 Rending Volley
3 Skullcrack
3 Searing Blood
2 Rest in Peace
2 Destroy Evil
1 Exquisite Firecraft
2.採用カード紹介
各マナ帯に採用しているカードを簡単に紹介していく。なお、土地に関しては今回は割愛とさせていただく(マナベース警察への牽制)。
1マナ
4《僧院の速槍》
→バーンといえば外せない果敢速攻ネキ。スタッツ、能力、マナコストと文句の付け所がない姉御がバーンというアーキタイプから外れることはない。

頼れる背中
4《狂信的扇動者》
→本デッキ最大の問題児。リストを見た諸君も思わず目を疑ったことだろう。かつて赤アグロやゴブリンデッキにて猛威を振るった彼は、令和の世に蘇った。1/1/1速攻というとても強そうには見えないクリーチャーだが、今回に限っては割と真面目な理由で採用と相成っている。
まず、本記事のメインコンテンツである《プラズマボルト》のテキストを思い出してほしい。
「ヴォイド:このターンに、土地でないパーマネントが戦場を離れたか呪文がワープされていたなら、代わりに、プラズマボルトは3点のダメージを与える」
このカードを稲妻として使う場合、戦場から能動的にパーマネントが離れる必要がある。一応パイオニアには《熊野と渇苛山の対峙》というヴォイド達成に一役買う最強カードが存在するが、さすがに1種4枚だけで運用するわけにはいかない。
また、その《熊野と渇苛山の対峙》の2章テキストである「クリーチャーに+1/+1カウンターを置く」をみすみす使い損なう意味も無い。カウンターが乗った上で速攻能力で走らせることができるクリーチャーが必要だった。
《狂信的扇動者》は上記2つの条件を充足する。タップ能力で生贄になることで打点を飛ばしながらヴォイドを達成し、《プラズマボルト》を3点火力として進化させ、《熊野と渇苛山の対峙》の2章誘発の恩恵を受けながら速攻能力で戦場を駆け抜けることができる。
つまり、こいつはパイオニアバーンにおける《ゴブリンの先達》である。
そして後述する二枚のカードとも相性がいい。
《批判家刺殺》と《舞台照らし》というパイオニアバーンを支える二大巨頭は「絢爛」というキーワード能力を持っている。
絢爛(赤)(このターンに対戦相手がライフを失っていたなら、あなたはこの呪文を、これのマナ・コストではなく絢爛コストで唱えてもよい。)
バーンの安定性を支えるこれらが持つ上記キーワード、実は達成がそれなりに難しい。「火力投げるだけじゃん」と思われがちだが、他にカードが一枚必要だったり絢爛が嵩張ったりすると上手くマナを消費できずに動きがもっさりしてしまう場面が往々に存在する。
その絢爛も《狂信的扇動者》は自らを犠牲にして達成することができる。スライなら盤面からクリーチャーが消えることは無視できないデメリットだが、このデッキは火力に寄せたセミフルバーンであるためなんら問題はない。1t目に《狂信的扇動者》が出ていれば、仮に土地1でキープしてしまって返しにブロッカーを出されたとしても2t目に《舞台照らし》を打つことができる。
ヴォイド、絢爛、熊野、本体火力……と、このデッキが必要とする条件達成を《狂信的扇動者》は一人ですべて支えてくれるのだ。役割としては接着剤に近い。しかも速攻クリーチャーでブロッカーに対しても無視して打点を飛ばせる。文句の付け所がスタッツの低さしかないが、《ゴブリンの先達》にはできない仕事をやってのけるいぶし銀。マジで一度使ってみてほしい。

実はファウンデーションで再録されている
4《噴出の稲妻》
→パイオニア以上のプールで一番強いショック系列。《火遊び》の占術よりマナフラ受けとして1枚で仕事できる範囲を考えての採用。

キッカー警戒されないがち
4《熊野と渇苛山の対峙》
→パイオニアの赤カードで一番強いエンチャント。すべての章能力が腐りづらく、裏面も2/2速攻かつ追放能力とお子様ランチみたいな性能。《僧院の速槍》を初めとした速攻クリーチャーの後押しや絢爛・ヴォイドの達成を可能にする無くてはならない存在。

卍最強卍
4《稲妻波》
→「ファウンデーション」で登場した1マナ3点火力。おそらく《溶岩の撃ち込み》のリメイクカードだが、何故か対象を取らないため《神聖の力線》をすり抜けることができる。特に縛りもなくシンプルに3点として撃てるのが偉い。パイオニア以上でのバーンデッキ強度を飛躍的に向上させた一枚。

「Target You!」って言えない
4《プラズマボルト》
→今回の主役。「どうやって運用すんねん」と言われ続けてきたが、思っている十倍くらいヴォイド達成できる。速攻クリーチャーをバンザイアタックさせてもいいし、もらった地図を曲げてもいい。サイドから入ってくる除去と合わせてもいい。このカードが増えたことで火力寄せのバーンが現実となった。ありがとう「久遠の終端」

撃つときは高らかに読み上げよう!
2マナ
4《ボロスの魔除け》
→バーンデッキがボロスカラーである所以。2マナ4点という破格の性能が魅力。何気に二段攻撃付与が偉く、《神聖の力線》を避けてライフを詰めるのにも役立つ。

このカードをどれだけ引けるかが勝負の鍵
4《稲妻のらせん》
→絆魂がついた《稲妻の一撃》。2マナ3点火力そのものは及第点レベルだが、ライフゲインがあることでライフレースの補助をしてくれる。Anyターゲット火力としては一番強いのでリストインしているものの、環境によっては《頭蓋割り》などに枠を譲ることもある。パイオニアはタフ3のシステムクリーチャーが多いので、他候補よりは優先してメイン採用。

結局この女性は誰なんですか?
3マナ
4《舞台照らし》
→唯一のリソース補充枠。相手のライフを詰めることはできないが、モダン以下に比べて火力性能に劣るフォーマットであるためカード枚数を稼ぐために採用。《狂信的扇動者》や《熊野と渇苛山の対峙》などを駆使してできるだけ効率よく使っていきたい。衝動ドローであるため唱えるタイミングには注意が必要(使いきれず消えるのには気を付けよう)

強い火力が増えたら抜ける枠
4《批判家刺殺》
→1マナ3点組の一角。モダンでも使われている性能の高さはパイオニアでも健在。手札で嵩張ると一生唱えられなくて悲しい顔になるのはご愛嬌。その性質上メイン2に唱えることも多く、果敢とは少し相性が悪い時も。それでも高い安定性で3点削れるのはかなりの魅力。

酸いも甘いも
3.サイドボード
こちらは環境に合わせて各自変えてほしいところではあるが、今回は2025/11/22現在で筆者が使用しているリストのサイドを個人的採用理由と雑感を交えて紹介させていただく。
※マナコスト順
2《引き裂く流弾》
→対白系クリーチャー特攻呪文。人間やスピリットなどの白系部族やパルヘリオン系統を意識しての採用。なお、パルヘリオンに関しては最近はオルゾフで除去の効きづらいタイプが多いため、脂牙専用除去になることもしばしば。

打ち消されないのテキストが本体
3《頭蓋割り》
→ライフゲイン絶対止める火力。《跳ねる春、ベーザ》や《黙示録、シェオルドレッド》などのゲインに対してインスタントタイミングで「待った!」をかけるのが主な役目。なんだかんだ《稲妻の一撃》くらいの性能はあるので腐りづらい。《九つの命》が置かれていてもこれを打てばダメージ軽減を無視してライフ詰められるのは覚えておきたい。
環境次第では《稲妻のらせん》を落としてこちらをメインに昇格させてもいい。

可能なら四枚欲しい
2《魔道士封じのトカゲ》
→イゼット絶対殺すマン。最近はイゼットビビだとグルール果敢だとスペルを連打するデッキが増えているので活躍の機会は多い。できるだけ《熊野と渇苛山の対峙》の2章に合わせることで《レッドキャップの乱闘》を透かすように運用していきたい。

ロータスコンボにも入れる
3《灼熱の血》
→盤面とライフを両方処理していける、いわゆる《焼尽の猛火》枠。バーンは手札を捨てていく関係上、盤面処理にかまけていてはライフが詰められない。そこでこのカードを使うことで小粒を破壊しながらライフも減らしていくことができる。対クリーチャーデッキにはなくてはならない火力。贅沢を言うならタフ3まで破壊させてほしい。

熊野の裏面で追放すると打点飛ばないことには注意
2《安らかなる眠り》
→万能墓地追放。置くだけで恒常的に墓地利用を牽制することができる。ライフを詰められない後ろ向きな対策カードではあるが、これくらい豪快に墓地を潰さないと動きを咎められないデッキがあるのでしゃーなし採用。イゼットフェニックスにはあまり効かないのでできるだけ入れないようにしたい。最近は墓地利用が少なめなので抜いてもいいかもなの枠。

アンフェアを許すな
2《邪悪を打ち砕く》
→ファッティとエンチャント処理用。主な仮想敵としてはこれまた《黙示録、シェオルドレッド》と《不浄な別室/祭儀室》、それと天敵の《神聖の力線》である。対抗馬としては《失せろ》があるが、なんだかんだ相手に地図トークンを渡すのが地味に嫌だったのでデメリットが特にないこちらを採用。《神聖の力線》を入れてきそうな相手には保険として入れた方が良い(3敗)。

絵違い全部この構図
1《極上の炎技》
→青系デッキの詰めとして優秀な火力。魔巧により打ち消されなくなるため、最後の一押しとしてカウンターに怯えなくて済むのはかなり偉い。イゼフェニと青白コン専用サイドに近く、正直筆者も本当に必須かは悩んではいるものの、青白コンに負けるのはかなりストレスなのでお守り代わりに入っている。

かっこいい火力ランキング堂々の第一位
4.サイドボードへの採用候補
今回サイドボードには採用していないが、使ってみて必要ぽいなだったり環境次第では採用してもいいかもなみたいなのをご紹介。
《跳ね返す掌》
→MTG界の《魔法の筒》。デカブツで殴ってくるデッキに対する回答。パルヘリオンや眼魔に墓地対策しても焼け石に水なため、打点をそのまま火力に変換して焼き切ることを狙う。オルゾフパルヘリオン、呪禁オーラ、ハンマータイムがマジで相性終わっているため、今の環境ならRIPを抜いて2枚程度取ってもいいと思う。

パイオニアではほぼケアされない
《摩耗/損耗》
→超低コストで置物に対応することができる万能ディッチャ。使い勝手はかなりいいが相手のライフは詰められないのが玉に瑕。《コーリ鋼の短刀》デッキはメインから有利なのでアーティファクトを破壊するメリットが少ないのが難点。

モダンだとマスト
《封じ込める僧侶》
→アンフェアを殺すモンク。独創力、異形化、奇怪な具現、新生化あたりの踏み倒しデッキをまとめて相手できるのが魅力。《不浄な別室/祭儀室》から出てくるデーモントークンが処せないのが玉に瑕。

熊野も死ぬ
《厳しい試験官》
→ETB誘発を咎めるロータス御用達のクリーチャー。地味に速度が足りない「スケープシフト」に対してタックス係としての仕事が期待できる。また、ETBデッキである「セレズニアカンパニー」に強いのも特徴。ただ現環境ではあまり活躍の場は見込めない可能性あり。

地味に仕事が多い
《粉々》
→アーティファクトを壊しつつ顔面を詰められる実質的なバーンスペル。サクリファイス系統やパルヘリオン系統に強く出られつつ《コーリ鋼の短刀》も咎められるが、少々機会費用が高い場合も。範囲が狭い火力はトップした時のリーサルに関わるので採用優先度は低め。

サクリファイスが環境取ったら入れてもいいかも
《神聖なる月光》
→ドローができる《封じ込める僧侶》。とりあえず引くことはできるので腐りづらいのはメリット。ただクロックにならないマイナス点もあるので劇的ではないか。黒ミッドが出してくるデーモントークンも対処できるのは僧侶にはない強み。

ドローは偉い
5.終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
最初は「モダンみたいなバーン組みたいな」くらいの温度感から始めたリストでしたが、《プラズマボルト》が想像よりずっと強くて気づけば虜になっていました。この調子でウィザーズには《稲妻》亜種や《ゴブリンの先達》を再録してほしいです()。
それでは、良きバーンライフを!
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アタルカレッドのすゝめ その5
0.はじめに
お久しぶりです、こんにちは。
記事を書くのは相当久々です、ふゆいと申します。
以前記事を書いてからこれといったリストの更新もなく、半ば惰性で既存リストを回し続けておりました。周りのデッキのインフレに追いつけてないなと感じることも多く、新カードが出る度にギャラリーを流し見する日々。
そんなある日、9/6に開催されるパイオニアスパークに向けてリストをコネコネしている中で、東海mtg勢のアグロ名手であるはるきちさん(@MTG_FITNESS)から、下記のようなリプライが。

……ダニ?
1.血液共生のダニ

可愛い
2025/8/1に発売された新セット「久遠の終端」にて実装された緑のクリーチャー。1マナ1/1という見た目貧弱すぎるスタッツながら、タップした時に自身のパワー分を他クリーチャーに分け与える能力を持っています(テキスト読み上げ)。
そもそも現在のアタルカレッドの問題点として、以下が挙げられていました。
①《心火の英雄》の雄姿を発動できるカードが基本的に使い捨て
②縦のクロックに乏しく、ファッティが場にいると横抜けがあるとはいえ盤面自体が止まる
③《炎樹族の使者》の緑マナ浮きがち
③に関しては二マナ以上勢で無色マナとして使うのでいいとして、①と②は割と致命的な問題でした。特に①に関しては顕著で、1番強い1マナクリーチャーとして《心火の英雄》が採用されているとはいえ、その強さを十分に発揮できているとは言い難かったからです。
《血液共生のダニ》はタップ誘発、つまり殴る度に対象を取ることができ、問題点①を解決できます。誘発効果で《心火の英雄》を初めとした他クリーチャーのパワーも半恒常的に底上げすることができ、問題点②の解決にも繋がりました。
実際のパイオニアスパークでは盤面に置かれた《荒々しい三つ子》に対し、バフをかけて7/7になったダニを絡めて14/14の《心火の英雄》を爆誕させて押し切っていました。今までからは考えられない貫通力です。
実際の例として以下の盤面が発生しました。超エキサイティング。

2.デッキリスト

■インポート用
4 Hemosymbic Mite
4 Heartfire Hero
2 Cacophony Scamp
4 Aloe Alchemist
4 Cunning Coyote
4 Burning-Tree Emissary
4 Reckless Bushwhacker
4 Kumano Faces Kakkazan
4 Monstrous Rage
3 Play with Fire
3 Atarka's Command
4 Stomping Ground
4 Copperline Gorge
4 Karplusan Forest
3 Ramunap Ruins
2 Mountain
2 Cragcrown Pathway
1 Sokenzan, Crucible of Defiance
4 Pawpatch Recruit
2 Screaming Nemesis
3 Chandra's Defeat
2 Rending Volley
2 Claim the Firstborn
2 Scorching Shot
従来のリストからの変更点は以下。
・スペルが少ないため、《僧院の速槍》は不採用。
・《血液共生のダニ》で大きくするメリットを強く使いやすい《騒音の悪獣》を採用。
・《火遊び》を一枚減量し、《巨怪の怒り》をフル投入。
サイドボードについては特筆すべきものはないので省略。《脚当ての補充兵》が除去に強く、ダニとも相性がいいので個人的にはかなり重宝しています。
リストとしてはMOリーグで5-0したので、Goldfishから参照してもらえると。
4.終わりに
久遠発売時にもっと早く気づいていればナ~、の気持ちでいっぱいです。めちゃくちゃ強くて面白い。出産に伴い9月後半からしばらく紙mtgはお休みに入るので、MOをメインにチャレンジなどを楽しんでいこうと思います。
もし興味が湧いた方や質問などあればtwitterのリプなどで連絡いただけるとなんでも答えます。
それでは。
■Special Thanks
・ダニについて教えてくれたはるきちさん
・ダニの可能性を最初に見つけてくれたsyakaさん
・「速槍弱いから悪獣に変えよう」と言ってくれた森さん
※サムネイル用

アタルカレッドのすゝめ その4
0.はじめに
ブル~ムバロウが発売され、世間でも話題沸騰中の《亭主の才能》や《心火の英雄》を採用したリストでMO5-0を二回達成し、リーダーボードにも乗れたので記念に備忘録と紹介を兼ねて書くものとす(随筆)

記念撮影
1.アタルカレッドとは
こちらの記事を参照していただければ今日からあなたもグルールのパワーに惚れます。
101-fuyu-blastoise.hatenablog.com
2.デッキリスト
待望の新弾「ブル~ムバロウ」が発売され、可愛いもの好きとケモナーが盛り上がるMTG界隈。そんな中、小動物次元ということでアグロ向きの低コストカードがいくつか話題になっています。僕自身も試したいカードはたくさんありますが、その中でも後述の二枚が異様に強かったのでそちらを採用してリストを更新しました。

■メインボード(Magic Onlineインポート用に英語での記載をしています)
4 Heartfire Hero
4 Cacophony Scamp
4 Cunning Coyote
4 Burning-Tree Emissary
4 Aloe Alchemist
3 Reckless Bushwhacker
4 Kumano Faces Kakkazan
4 Play with Fire
3 Monstrous Rage
3 Innkeeper's Talent
3 Atarka's Command
4 Copperline Gorge
4 Karplusan Forest
4 Stomping Ground
2 Den of the Bugbear
2 Ramunap Ruins
1 Cragcrown Pathway
1 Mana Confluence
1 Sokenzan, Crucible of Defiance
1 Mountain
2 Questing Druid
2 Magebane Lizard
2 Bonecrusher Giant
2 Rending Volley
2 Pick Your Poison
2 Scorching Shot
3 Urabrask's Forge
前回掲載時からの変更は以下。
・《僧院の速槍》を《心火の英雄》に変更
・《亭主の才能》を採用
・《亭主の才能》採用に伴い、奇襲隊・アタコマ・巨怪の怒りをそれぞれ1枚ずつ減量
3.カード紹介
前回リストと大まかな構造は変わっていないため、今回採用した新カード二枚について記載します。
心火の英雄

新進気鋭のアイドル
スタンダード、パイオニアの赤系アグロに革命を齎したハツカネズミ。1/1/1のステータスは貧弱ですが、新キーワード「雄姿」によってどんどん成長していきます。しかも育つことにはちゃんと意味があり、このカードは死亡するとパワー分のダメージを相手プレイヤーに飛ばすことができます。実質騒音の悪獣。
一見すると「英雄的」キーワードの劣化のように見えますが、この能力はなんと「能力の対象」でも誘発します。つまり、《アロエの錬金術師》や《狡猾なコヨーテ》の効果で誘発可能。それすなわち計画アグロとの相性が抜群ということです。
赤アグロの1マナには《僧院の速槍》が存在します。果敢速攻という前のめりな能力に1/2という優良なスタッツ。1マナクリーチャーとしては真っ先に採用候補にあがるでしょう。しかし、アタルカレッドにおいてはその限りではありません。
・果敢系に比べてスペルが少なく、果敢の誘発タイミングがない
・果敢が発動しないと素の攻撃力が上がらないため、中盤以降の期待値が低く、賞味期限が短い
以上の弱点を抱えていた《僧院の速槍》ですが、《心火の英雄》はそこを改善することができます。計画組は「雄姿」の誘発がしやすい上にデッキの根幹。本人にカウンターが乗るため中盤以降も単体でクロックを確保できる。しかも除去された場合も打点を飛ばすことができるため、除去に一定の圧をかけることもできる。
「そんなにスタッツ上がらないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、一度使ってみてほしいです。マジで笑っちゃうくらい成長します。そしてもう一つの強みとして、この後紹介する《亭主の才能》との相性が異常なほど良いです。合わせると2t目に3/3で殴ってくるの訳わからん。
アタルカレッドに最も欲しかった1マナクリーチャーと言っても過言ではありません。ありがとうブル~ムバロウ。
亭主の才能

真・レンジャークラス
新カードその2はエンチャント。しかも久々に登場した「クラス」カードです。「バード・クラス」なんかが最近では有名ですね。
ソーサリータイミングでマナを払うことでレベルを上げ、恩恵を得るこのカードは一見するとアグロとの相性は良くないかもしれません。実際最短殺法用のカードではなく、中盤戦を見越したカードであるのも認めます。しかし、このカードはアグロを後押しするカードです。
まずレベル1。戦闘開始時にクリーチャー1体を対象にして+1/+1カウンターを乗せる。
かつて《レンジャークラス》というカードがありました。クリーチャーを自身で確保し、攻撃時にカウンターを乗せることができます。しかし《亭主の才能》は殴らずとも、戦闘前に誘発します。相手盤面にブロッカーがいても安心して発動できるのです。
このカードを置くだけでクロックの強化が確保されるだけでなく、《心火の英雄》の「雄姿」を発動させることができます。1t《心火の英雄》、2t《亭主の才能》で3/3。次ターンにも「雄姿」とカウンターで5/5。置いておくだけで2tで《黙示録、シェオルドレッド》を超えます。アグロでやっていいスタッツじゃない。
もちろん《心火の英雄》だけでなく、単体では弱いカードを強化することで盤面をいじすることもできます。1枚引きだとかなり弱い《無謀な奇襲隊》が、このカードがあるだけで「《致命的な一押し》や《危難の道》が当たらないバケモノ」と化します。相手はこちらのクリーチャーを必ず除去しなければなりません。そこでレベル2が活きます。
レベル2は「カウンターが置いてあるパーマネントは護法①を持つ」です。
これにより、《亭主の才能》によって強化されたクリーチャーたちは除去耐性を得ることができます。これは相手にとってかなりのプレッシャーです。アグロに対してテンポを取ることで逆転していく除去系デッキが、必要以上のマナを使わされる。《スレイベンの守護者、サリア》が嫌われている理由そのものです。それをエンチャント効果でばら撒くことができます。
しかも条件が「カウンターが乗っている」なので、《熊野と渇苛斬の対峙》の二章誘発で出てきたクリーチャーも護法を得ます。そしてそして、対象が何故かパーマネントであるため、英雄譚状態の《熊野と渇苛斬の対峙》やサイドカードの《ウラブラスクの溶鉱炉》も護法を持ちます。言っていることがめちゃくちゃすぎる。
そんでもってレベルアップは「緑」のみです。たった1マナで得ていいアドバンテージではない。
最後にレベル3。「カウンターを置く場合、その数の二倍を置く」です。
レベルアップに必要なマナは4マナ。もちろん簡単には達成できず、だいたいはレベル2で止まるでしょう。ですが、除去やブロッカーによってロングゲームを強いられた時がこのレベルの真骨頂です。
レベル1で置くカウンターが二個ずつになり、《心火の英雄》の「雄姿」で置けるカウンターも二つに。《ウラブラスクの溶鉱炉》は毎ターン2ずつパワーが上がります。それだけでなく、仮に《亭主の才能》を複数枚並べた場合、その量は常軌を逸します。全除去で息をついたところに、たった1体の速攻クリーチャーが現れるだけでゲームが終わりかねません。
このカードのおかげで《無謀な奇襲隊》ルート以外のプランを取ることができ、初手ハンドのキープ基準がかなり緩くなりました。ただでさえマリガンがハードなこのデッキにとって、かなりの強みです。《熊野と渇苛斬の対峙》→《炎樹族の使者》+《亭主の才能》で4/4を残しながらクラスが出ます。反則です。
4.サイドボードについて
《亭主の才能》を強く使うことをかなり意識した採用をしています。
リソース確保兼クリーチャーとして出来事クリーチャーを二種類。除去を透かしつつクロック確保ができ、《亭主の才能》で後押しできる《ウラブラスクの溶鉱炉》。《亭主の才能》でスタッツを上げることでクロックにもなりつつ、《稲妻の斧》を透かしながら圧をかけられる《魔導士封じのトカゲ》。
サイドカードについてはまだ試験段階のものもあるため、環境によって整備していければと思っています。
5.終わりに
「ブル~ムバロウ」の新カードたちによって、アタルカレッドはさらに強化されました。これ以外のグルールアグロもどんどん出てきており、今まで不遇だったグルールカラーがかなり盛り上がってきています。
今、アグロが熱いです! とても楽しく強いデッキなので、みなさんぜひ使ってみてください!
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— ふゆい (@fuyugeko101) 2024年2月12日
アタルカレッドのすゝめ その3
0.はじめに
現環境にて使っており、MOリーグ 5-0やプレリミナリーでもそれなりの結果を残せたリストを備忘録兼デッキ紹介として記載しようと思います。。
1.アタルカレッドとは
こちらの記事を参照していただければキミも今日からアタルカ氏族だ。
101-fuyu-blastoise.hatenablog.com
2.デッキリスト
所属しているコミュニティ内の配信でアタルカレッドの既存リストを片っ端から回している際に「スタンのグルールピクニックみたいに騒音の悪獣入れてみたら?」と言われたのが事の始まり。
時を同じくしてMOのリーグ5-0リストで類似したデッキが掲載されていたのもあり、それらを環境に合わせてチューニングしたのが現在のリストです。

■メインボード(Magic Onlineインポート用に英語での記載をしています)
4 Legion Loyalist
4 Cacophony Scamp
4 Cunning Coyote
4 Burning-Tree Emissary
4 Aloe Alchemist
4 Reckless Bushwhacker
4 Kumano Faces Kakkazan
4 Monstrous Rage
4 Play with Fire
4 Atarka's Command
4 Copperline Gorge
4 Karplusan Forest
4 Stomping Ground
2 Cragcrown Pathway
2 Den of the Bugbear
2 Ramunap Ruins
1 Sokenzan, Crucible of Defiance
1 Mountain
2 Rampaging Ferocidon
2 Klothys, God of Destiny
2 Rending Volley
4 Pick Your Poison
2 Roiling Vortex
3 Scorching Shot
前回掲載した時から「カルロフ亭殺人事件」「サンダージャンクションの無法者」がリリースされ、アタルカレッドはかなり強化されました。そのため新規カードが多数採用されています。昨年までに比べてデッキパワーはかなり向上しており、ティア上位デッキにも引けを取らない爆発力を有することができました。
詳しくは後述しますが、ジェネリック奇襲隊である「狡猾なコヨーテ」とフィズらないパンプ手段であり奇襲隊やコヨーテとの噛み合いがかなりいい「アロエの錬金術師」が世界を変えました。
3.カード紹介
各マナ帯に採用しているカードを紹介していきます。土地に関しては前回から大きな変更がないため省略。
クリーチャー
1マナ
4《軍勢の忠節者》
→効果モリモリの1/1ゴブリン。自身を含めた3体以上で攻撃すると「先制攻撃・トランプル・トークンブロック不可」を全体に付与することができます。今の環境には「鏡割りの寓話」や「分派の説教者」などのトークンを強く使うデッキが存在しており、それらのチャンプブロックを無視してコンバットを進められるのは線が細いアグロにとってかなりありがたい能力です。
また、環境トップの「アブザン探検」の時間稼ぎブロックやアグロミラーでも先制攻撃とトランプルが非常に強く働くため、無くてはならない鉄砲玉です。

テキスト二度見筆頭
4《騒音の悪獣》
→デッキを格段に強くしたファイレクシア・ゴブリン。自身が死亡する/生贄に捧げることでパワー分のダメージを任意の標的に与えることができるため、《巨怪の怒り》や《アロエの錬金術師》でパンプし、そのまま一気にリーサルまで持ち込めるズル要素を加えることができるようになりました。インクの染みである増殖も熊野のカウンターと合わせて使いどころがあり、アタルカレッドにとって革命的な一枚です。スタンダードのグルールピクニックは伊達じゃなかった。

油断するとライフが消し飛ぶ
2マナ
4《狡猾なコヨーテ》
→「サンダージャンクションの無法者」で突如として登場したジェネリック奇襲隊。対象に取れるのは1体だけではあるものの、タフネスまで修正を与えるのは正直強すぎました。炎樹+奇襲隊パッケージの再現性を上げたのもさることながら、何より強いのは新メカニズムの「計画」。これにより相手の除去や打消しを透かしてセットすることができ、隙を見て一気に走らせることが可能に。「計画」した《アロエの錬金術師》を走らせるシナジーもあり、このデッキのエースとして大活躍です。

ワーナーには感謝
4《炎樹族の使者》
→デッキの接着剤。こいつがいるからこのデッキが成り立っていると言っても過言ではありません。コヨーテや奇襲隊と走らせても良いし、この子から出るマナでアロエを計画しても良いと便利なカード。ボーダーレス版が《銅線の地溝》と見間違えるところ以外は完璧です。

コイツがいないと始まらない
→トロピ大塚が激推ししたことで世に知られた謎カード。自分も正直ネタ枠だと思っていましたが、何故か「計画」時に誘発効果がついており、奇襲隊パッケージとのシナジーもかなり高いことが使ってみて分かりました。奇襲隊能力を使用するためには低コストの相棒が必要なのですが、このカードは自身の能力で単体強化をしつつ、0マナで怒涛を達成させられるのが信じられないくらい強いです。しかも能力誘発なので打ち消されないし、対象が除去されてもフィズらない! 偉い!
サンダージャンクションで個人的最強カードです。トロピを信じろ。

字面が良すぎる
3マナ
4《無謀な奇襲隊》
→このデッキの真のエース。見た目が弱そう過ぎて毎回プッシュを当てられそうになります。アロエが来たことで従来の十倍は強くなりました。タフ1が可愛い奴ながらも、計画組を連打して一気に強化・展開できるのは奇襲隊にしかできない戦略。
これからもリーダーとして頑張ってほしいです。

「コイツ3マナ!?」を20回は言われた
スペル
1マナ
4《熊野と渇苛山の対峙》
→1マナ帯最強カード。吸血鬼やアマリア、緑単の登場でさらにその地位を確固たるものにました。とても使いやすい。

能力が全部強い
4《火遊び》
→一時期全抜きしていましたが、アマリアと緑単の隆盛で帰ってきた除去枠。何気に占術が偉いです。

そろそろ強化欲しい
4《巨怪の怒り》
→実質稲妻。悪獣の採用により見えないところから刺し殺すことが可能になりました。トランプルが残るのもかなり偉いアブザン探検がトップメタなのもあり、無理矢理引き分けに持ち込むこともめちゃくちゃ増加。負けなければ負けない。

悪獣のお供
2マナ
4《アタルカの命令》
→最強呪文。コヨーテとアロエのおかげで横並びしやすくなり、忠節者の大隊と合わせてすべてを蹴散らすことができます。5Cニヴのオムナスやヘリックスに対してこのカードをどれだけ上手に使えるかが争点。

世界最強カード
サイドボード(15枚)
2《引き裂く流弾》
→《帳簿裂き》を初めとした青白系への除去。主に白単人間やイゼットフェニックスが役割対象ですが、アブザン探検にも追加の除去として入れます。

4点が絶妙
4《毒を選べ》
→絶対リッパー倒すマン。何気に当たる相手が多く、最近ではアゾリウスファルコンも出てきているらしいので絶対引きたい4枚採用。この枚数あると雑に寓話に打ててかなり便利。アトラクサや夢さらいを除去できるのもありがたいです。

最強緑サイドカード
2《乱動する渦》
→対クイントリウスコンボ&5Cニヴ決戦兵器。ヤギ角とオムナスに分からされ続けたので怒りの投入。インクの染みで《白日の下に》を牽制できるのが偉いですが、こちらのサブ戦略である「計画」が足を引っ張りダイナミック自傷になることもある可愛いカードです(n敗)。
痒い所に手が届く
3《焦熱の射撃》
→5点除去枠。ついに登場した万能クリーチャー除去。赤ダブルシンボルが炎樹から出なくてたまに困るものの、飛行クリーチャーにも当たるようになったのはかなり嬉しいです。黒系がタフ4以上を連打してくるため、ゲーム内で1枚は引きたい3枚採用。
《魔女跡追いの激情》と選択だが、一番入れたい黒系相手には盤面が残らないため、いつでも2マナで撃てるこちらを優先しました。

ずっと欲しかった一枚
2《暴れ回るフェロキドン》
→アマリア絶対許さない恐竜。ラクドス吸血鬼の《分派の説教者》を抑制する役割もあります。アグロ相手に除去+フェロキドン+クロ―ティスで攻めるプランを取っているためマッチの縁の下の力持ち。

禁止カードは伊達じゃない
2《運命の神、クロ―ティス》
→赤緑界最強の置物。黒系・青白コントロール相手は勿論のこと、除去と合わせることでアグロにもかなり強く出られます。伝説のため被ると腐ってしまいますが、サイドプランの軸であり序盤から置きたいので二枚採用です。

黒系決戦兵器
4.サイドボーディング
簡易的にではありますが主要マッチングのサイドボードガイドを掲載します。筆者もまだ手探りでやっている箇所があるので、ご意見・アドバイスなどいただけると嬉しいです。
ラクドス吸血鬼
<IN>
毒を選べ 3(後手 4)
焦熱の射撃 2(後手 3)
暴れ回るフェロキドン 2
運命の神、クロ―ティス 2
<OUT>
巨怪の怒り 4
無謀な奇襲隊 2
炎樹族の使者 1
アタルカの命令 1(後手 2)
イゼットフェニックス
<IN>
引き裂く流弾 2
毒を選べ 4
運命の神、クロ―ティス 2
<OUT>
巨怪の怒り 4
軍勢の忠節者 2
無謀な奇襲隊 2
アブザン探検
<IN>
引き裂く流弾 2
焦熱の射撃 2
暴れ回るフェロキドン 2
<OUT>
軍勢の忠節者 1
無謀な奇襲隊 2
アタルカの命令 1
5Cニヴ
<IN>
毒を選べ 4
乱動する渦 2
暴れ回るフェロキドン 2
<OUT>
火遊び 4
巨怪の怒り 4
青白コントロール
<IN>
毒を選べ 2
運命の神、クロ―ティス 2
乱動する渦 2
<OUT>
巨怪の怒り 4
火遊び 2
赤単ウィザード
<IN>
焦熱の射撃 3
暴れ回るフェロキドン 2
運命の神、クロ―ティス 2
<OUT>
軍勢の忠節者 1
無謀な奇襲隊 2
巨怪の怒り 4
5.終わりに
相も変わらずしんどいメタゲームですが、数々の新規戦力により現環境でもそれなりに戦えることができています。MOリーグでもコンスタントに勝利を重ねられていますし、なんとこのデッキを使ってくれた海外の人が北米でRCQを突破しました!
We got there!
— Joe (he/him) (@tudamondoMTG) 2024年6月29日
Very happy to get over the hump to queue for my local RC 🎉😎
Shoutout to MTGO user fuyui2 for their 5-0 list to help me win another pioneer RCQ - matchups in the thread!@fireshoes #MTG #RCQ #Pioneer pic.twitter.com/w1wgRxJvXF
とてもありがたいです、自分も続こうとはしましたが、店舗予選を抜けられず……それでも神決定戦やMOの大会など、引き続き頑張っていこうと思います。
今のリストかなり感触良くて楽しいので、ぜひ使ってみてください!
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— ふゆい (@fuyugeko101) 2024年2月12日
サンダージャンクション新カード個人的気になるやーつ
こんにちは、ふゆいと申します。
関東圏でパイオニアを嗜む者です。主にアグロデッキ(アタルカレッド)を使っております。本ブログで何度か記事を書いているので気になる人は是非。
今回は4/19に発売される「サンダージャンクションの無法者」にて、個人的に気になる&使ってみたいカードを独断と偏見で紹介しようと思います。
焦熱の射撃

ついに実装された万能5点火力。《焙り焼き》だの《魔女跡追いの激情》だのクセのあるサイドカードを使っていたところにメスを入れる対シェオルスペルが美味しくなって新登場。赤ダブルシンボルという点がアグロ向きな感じがあってとても良いと思います。赤の風上にも置けない連中には出しづらい色。
《焙り焼き》と違って《炎樹族の使者》から出るマナから唱えられないという明確な欠点はあるものの、そんなものは些事とばかりに強いことしか書いていないのでとりあえず採用予定です。
無謀なる従僕

令和の《怒り狂うゴブリン》はメリット能力の詰め合わせ。
1マナ1/2の高スタッツに先制攻撃と速攻もついた、アグロに欲しかった能力が片っ端から書かれたゴブリン。まず間違いなく採用候補になるだろうこと請け合いなところに、追い打ちをかけるようにして書かれているドロー&マナ確保。中盤以降に引いても腐ることがない点が高評価。非常に期待しています。
狡猾なコヨーテ

ワーナーとのミニコラボカード……と思いきや突如現れたミニ奇襲隊。1/1修正って書いてあって二度見しました。こんなん貰っていいんですかウィザーズオブザコーストさん。
アタルカレッドで薄くなりがちだった2マナ枠を完璧に埋める一枚。《炎樹族の使者》から繋がる回答が増えました。やったねアタルカ様! パッケージが増えるよ!
何よりイラストもかっこいい。奇襲隊レッドはコヨーテレッドです。今回一番期待しているカード。
精鋭射手団の目立ちたがり

登場と同時にあらゆる話題を搔っ攫っていった鳥。令和の《窯の悪鬼》は空を飛ぶし速攻が付く。泣いていい。
飛行速攻で1/2の実質果敢。《逃走する暗号破り》を二か月でぶっちぎる性能に度肝を抜かれた方も少なくはないと思います。アグロ鯖が大盛り上がりしたのは言うまでもないでしょう。値段あがりすぎてびっくりするやね。
僕も買います。何故かウィザードって書いているので使えるデッキがかなり増えそう。ただめっちゃ高いので落ち着いてからかな……。
終わりに
マローがブログで言っていたように、今回は赤の強いカードが多かったなと思いました。最近のパイオニアはマジでアグロが不遇なので、そろそろ復権してほしいところ。白単人間が絶滅したの久々に見たよワシャ。
店舗予選も始まるので、新カードさっさと勝って頑張ろうと思います。
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アグロ使いの集まるDiscordサーバー運営中です。興味のある方はお気軽に是非。
【拡散希望】
— ふゆい (@fuyugeko101) 2024年1月29日
MTGのアグロ構築について考える会「Aggro Daisuki Club」サーバーを立ち上げました。主にスタンダードとパイオニアのアグロ構築について理解を深めていきたいと思っています。
アイコンは速槍ですが、赤アグロに限らず様々なアグロの知見を得られればと思います。(招待リンクはツリー下)
アタルカレッドのすゝめ その2
0.はじめに
最近使っていて割と感触のいいリストがあり、備忘録も兼ねてデッキ解説を残す次第。
1.アタルカレッドとは
こちらの記事を参照していただけるとなんとなく理解できると思います。
101-fuyu-blastoise.hatenablog.com
2.デッキリスト
元々は大阪の方でこのリストをずっと使っていた井岡さん(@CityTurtle)のものを踏襲しています。というかメインはほぼ同じ。
サイドボードの一部を環境と使用感に合わせてチューンしています。

■メインボード(60枚)
・土地(21枚)
4《銅線の地溝》
4《カープルーザンの森》
4《踏み鳴らされる地》
2《岩山被りの小道》
2《バグベアの居住地》
2《ラムナプの遺跡》
1《反逆のるつぼ、霜剣山》
1《山》
1《耐え抜くもの、母聖樹》
・クリーチャー(22枚)
4《僧院の速槍》
2《鐘撞きのズルゴ》
2《フェニックスの雛》
4《炎樹族の使者》
2《探索するドルイド》
2《リムロックの騎士》
4《無謀な奇襲隊》
2《砕骨の巨人》
・スペル(17枚)
4《熊野と渇苛山の対峙》
4《火遊び》
4《稲妻の一撃》
4《アタルカの命令》
1《ボーラスの壊乱者、ドムリ》
■サイドボード(15枚)
3《引き裂く流弾》
2《毒を選べ》
2《燃えがら蔦》
2《乱動する渦》
2《焙り焼き》
2《暴れ回るフェロキドン》
2《運命の神、クロ―ティス》
最新で使っているリストは上記です。
以前使っていたリストは盤面クロックに重きを置いていたのですが、最近は《稲妻の一撃》を採用したビートバーンに寄せたものを使っています。
「ビートバーン型」を使っている理由としては、
・《厳しい試験官》、《グリッサ・サンスレイヤー》、《野茂み歩き》といったアグロにとってキツイクリーチャーを3点火力によって排除できる。
・中盤以降盤面が押し返されても本体火力によるバーンルートでライフを詰めることができる。
・サイド後、アグロ対策に寄せてくる相手に対して攻めの軸をバーンにずらすことで除去ムーブをスカすことができる。
・顔面焼くの気持ちいい。
……などです。正直今の環境だと盤面アグロするよりバーンした方が強いと思います。ミッドレンジの雑多なクリーチャー群がアホほど強いせいで最後まで殴り切れないです。
基本的な動きとしては「最速アグロでライフ詰める」→「相手が盤面確保や対応に追われている間に本体火力をぶん投げる」をしていく感じ。上下から挟んでいきましょう。
3.カード紹介
各マナ帯に採用しているカードを簡単に紹介していきます。前回の記事から新規採用しているカードは少し掘り下げをば。
土地
テンプレのもの(アタルカのデッキ数でテンプレって何?)のものより一枚多い21枚積んでいます。マナフラよりマナスクとマリガンで死にまくったので。魂力土地とミシュラでマナフラは誤魔化していきたい。
4《銅線の地溝》
4《踏み鳴らされる地》
4《カープルーザンの森》
→赤と緑が出る土地です。2ターン目には緑を置きたいのでフル投入。ここはしばらく枚数変えないと思います。
2《岩山被りの小道》
→赤緑の両面土地です。基本は赤で置きますが、緑が出ないときの緊急措置として採用しています。ただ後述の霜剣山を増やしたいので1枚に減らして運用する未来はある。
2《バグベアの居住地》
→最強の赤ミシュラランドです。除去で息切れしやすいこのデッキにおいて、全除去の返しで打点を確保できるバグベアは超必須カード。なお、後半のタップインが致命傷すぎるので2枚採用としています。
2《ラムナプの遺跡》
→顔面に2点飛ばす火力土地です。後半の最後の一押しに使ったりできる便利枠。
1《反逆のるつぼ、霜剣山》
→マナフラ受けにもなる魂力土地。横並びできるカードでアタルカの命令との相性が抜群です。被り怖くて1枚採用にしていますが、コントロールにめっちゃ強い土地なので2枚採用も検討中。
1《山》
→土地破壊をタダでさせないために基本土地枠です。
1《耐え抜くもの、母聖樹》
→ディッチャ兼土地枠。土地渡すからやりたくないけど《一時的封鎖》を割るのが一番多い。何かと便利なので入れない理由もないかなとは。
クリーチャー
1マナ
4《僧院の速槍》
→いつもの。果敢速攻1/2という安定したクロック要員としてフル投入。いつもありがとう。
2《鐘撞きのズルゴ》
→ジェネリックラガバン。1マナ2/2の偉すぎる構成で奇襲隊との相性もいいため採用。何故か伝説なので被り事故はありますが、それよりバンバン投げていきたいので二枚の採用。疾駆能力もコントロール相手に強いのでめっちゃ重宝しています。

無限にスタッツが偉い
2《フェニックスの雛》
→墓地から戻れる飛行速攻バード。空中クロックでブロッカー無視して殴れることも多く、《熊野と渇苛山の対峙》との相性もいい。ただクロックそのものは低めなので前述のズルゴと枠を分け合っています。イゼフェニ相手だとマジの雛鳥になるので注意。

アイドル枠。可愛いね
2マナ
4《炎樹族の使者》
→いわゆる「奇襲隊パッケージ」の主軸。こいつと《無謀な奇襲隊》の組み合わせがあるから成り立っている。赤土地しかない時に緑マナを出せるのも偉いフィルターガール。なお中盤トップすると結構嫌な顔をする。
2《探索するドルイド》
→リソース要員。除去がない相手にはファッティまで成長させて殴るルートも取れるのが偉い。以前はフル投入していたが、ドルイドからドルイドが捲れた時にカード使いきれなくて悲しい顔をしたので二枚の採用。なんだかんだ強いしシェオルに引っかからないリソースはありがたい。
2《リムロックの騎士》
→突撃おじさん。2マナ3/1の頭でっかち感もアグロ向けで、何より出来事能力がめっちゃ強い。1マナでクロック上げつつ奇襲隊の餌にできるのも良い。一枚で二枚分の働きをする出来事クリーチャーはオールインするアグロにとって非常にありがたい。

お伽噺感強くて好き
3マナ
4《無謀な奇襲隊》
→このデッキを使う理由。他のアグロには無いズルができるのがコイツの強み。だいたい3マナあれば発動できるうえに炎樹族がいれば2マナで5点確保できるのが本当に凄い。みんなも「奇襲隊パッケージ」で気持ちよくなろう!
2《砕骨の巨人》
→みんな大好き最強カード。本体火力にもなるクロック要員として採用。アグロミラーでハチャメチャに強い。対象取られると何故か2点飛ばすのもすごい。骨を砕いているどころではない。
スペル
1マナ
4《熊野と渇苛山の対峙》
→アグロに入れない理由がない最強カード。最近は追放能力が活きる機会も多く、より重要度が増している。《踏みつけ》に当たるのだけが玉に瑕。
4《火遊び》
→現存する火力で一番マシ枠。占術マナ事故回避できるのがありがたい。
2マナ
4《アタルカの命令》
→最強呪文。2マナでやっていいテキストではない。回復阻止が沁み渡ることが最近増えてきたため、他のアグロに比べた強みなのかもしれない。
4《稲妻の一撃》
→弱い稲妻。3点火力で厄介なクリーチャーを焼く。こいつを増やしたことでバーンルートを取れるようになり、攻めの方向性が広がった。ただカード自体としては普通に弱いので、いい加減上位互換出してほしい。

プロモの在庫がマジでない
3マナ
1《ボーラスの壊乱者、ドムリ》
→九枚目の全体強化枠。マナ確保できる点や除去にも使える点が《野生の律動》より強い。相手に触られづらい強化カードとして採用しており、《バグベアの居住地》や《反逆のるつぼ、霜剣山》の起動用マナ確保にも貢献する。除去能力使う際はドムリの忠誠度が残るように使わないと強化なくなった状態で格闘が発生するので注意。

PWで一番好き
サイドボード(15枚)
3《引き裂く流弾》
→青白クリーチャー絶対焼くマン。主に《帳簿裂き》対策として採用しているものの、《稲妻の一撃》と後述の《毒を選べ》も採用しているため三枚に抑えている。最近は《若き紅蓮術士》の採用数も増えているみたいなので、一枚は《石術の連射》に変えてもいいかもなとは思いつつ。
2《毒を選べ》
→新進気鋭のディッチャ。ソーサリーながらも1マナで置物全般と飛行クリーチャーに触れるのは普通に凄い。絶賛流行り中の「ラクドス吸血鬼」がエース《血管切り裂き魔》に対して無理なく撃てるカードとして採用。青白コンに対しても飛行クリーチャーと置物両方に機能するのでかなり使用感がいい。しばらくは安定して使ってもいいかなと思った一枚。

地味に独創力メタ
2《燃えがら蔦》
→イゼフェニへ圧をかける枠。青白コンの《一時的封鎖》も割りつつスペルを抑制できるので便利。緑入れるなら使わない理由が無いと思う。
2《乱動する渦》
→電流デスマッチカード。主に「クイントリウスコンボ」や「《創案の火》デッキ」に対していれる。黒系デッキからも触れづらい置物として便利。ライフゲインも止められるのでシェオルドレッドの継続ゲインにも強い。ただ《失せろ》や《一時的封鎖》に当たってしまうのが割と辛いため、青白コンに対しての効果は懐疑的。他のカードに変えるならここ。「ロータスコンボ」の《出現の根本原理》を抑制できるのが結構偉い。
発見絶対殺すマン
2《焙り焼き》
→5点除去枠。以前は《魔女跡追いの激情》を採用していたが、入れたいラクドス系にはクリーチャーが並ばないことも多く安定しなかったためこちらに変更。炎樹族から出る2マナで撃てるのがかなり偉い。陸上にしか当たらないために《血管切り裂き魔》を見れないのが悲しいが、他のクリーチャーにはかなり安定する。

飛行にも当たってくれ
2《暴れ回るフェロキドン》
→みんな大好きフェロキドン。ライフゲインとクリーチャー展開を咎めるため「アブザン探検」に対して強い。ビートダウン系にも強く、威迫とスリップがかなり刺さるので二枚採用。「ラクドス吸血鬼」に対しては《熊野と渇苛山の対峙》と合わせて4/4にすることを心掛けたい(ソリンの+能力ケア)

ここ最近で急に絵柄が増えた人気者
2《運命の神、クロ―ティス》
→トップメタに強い置物クロック。ラクドスやイゼフェニからはまず触られず、青白コンも《冥途灯りの行進》くらいでしか触れない。ライフを削る速度は遅いがロングゲームになりがちな対面では無類の強さを誇る。伝説ながらもゲーム内で引きたい寄りなので二枚採用。
他のサイドボード候補
《危険因子》
→4点顔面or三枚ドロー。選択肢が相手にあるので常に弱いモードを選ばれる欠点はあるものの、どちらを取ってもアドになるバーンカード。サイド後にバーンルートを取る際に非常に強く、トップメタ三人衆(ラクドス、青白、イゼフェニ)に対しても効果的。シェオルが立っていたり《喝破》に弱かったりと目立つ弱みもあるので一旦抜けていたが、次の機会では《乱動する渦》の代わりに再採用してもいいかなと思った。

古き良きバーンカード
《ウラブラスクの溶鉱炉》
→置物クロック枠。対青白決戦兵器。今の環境ではアーティファクトが残りやすく、時間はかかるが安定したクロックになるので個人的には結構好きなカード。ただラクドスとイゼフェニは《コラガンの命令》や《削剝》、《兄弟仲の終焉》を採用しているため油断は禁物。枠が余っているならオススメです。
4.終わりに
「アブザン探検」や「ラクドス吸血鬼」が隆盛している今の環境でアグロを使うのはかなりしんどいと思います。MOの大会結果を見ても結果を残しているのは「ボロスヒロイック」くらいで、横並びアグロに関してはマジで姿を消しました。「人間」が消滅するって相当だぞ。
悩んだ結果このビートバーン型アタルカレッドを使っています。並行して「ボロスバーン」を使っていますがこちらもいい感じなのでそのうち紹介するかも。バーン戦術じゃないとマジできつい。
最近はアグロクリーチャーがガチで弱く、《ゴブリンの先達》くらい再録してくれくらいには思っています。以下の記事で触れられている(2021年だけど)ように、強い1マナクリーチャーが増えればほんの少しくらいはアグロも強くなるのかなと思いつつ。
ちなみに「ラクドス吸血鬼」はかなり無理の部類に入るので、個人的には他のデッキが減らしてくれるのを祈ります。対策は「吸血鬼に当たらないことを祈る」です。いやマジで。
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— ふゆい (@fuyugeko101) 2024年2月12日
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