今期は順位の自己ベストを大きく更新することができた。しかしながら、最終三桁およびレート1900をとることは叶わなかった。備忘録および構築の整理を兼ねて、今期も記事を書こうと思う
コンセプト
・安定行動をし続けることで試合を有利に進めていく
構築経緯
今まではカメックス入りサイクルを使っていたが、下記の理由から前期より受けループを使い始めていた。
・受けサイクル寄りのバトルスタイルのため、攻め駒メインだとうまく扱えない。
・後出し、安定行動をしていくことによってバトルに勝利する戦術に感銘を覚えた。
デビュー1カ月目の前期順位(レート)は2684位(1777)。竜王戦環境に入ることで純正受けループの難易度はさらに上がる、それは承知の上で今期も受けループ特訓期間に入ることにした。
まず最初に目を付けたのは、見た目も詰ませ性能も高いジガルデ。
蛇睨みで麻痺を撒きつつ蜷局を積んで受けていく戦法は非常に強く、受け回しが多い環境で戦えていたが、ラプザシアンの台頭やウーラオスがキツい、バドレックス軸に勝てない(これはあくまで筆者の実力不足による)などの理由から変更。
そして、ホウオウや日食ネクロズマなど、様々な変遷の後、辿り着いたのはムゲンダイナだった。
純正受けループ強者のピタ;ゴラスさんの配信で使用されていたムゲンダイナ軸受けループを元に、一部のポケモンや技変更を行った。
個別解説
ムゲンダイナ
H:あまり
B:ぶっぱ
S:最速ウツロイド抜き
ガラルが誇る最硬の伝説。受けループに待ち望まれていた高速回復技持ち兼悪ウーラオスを受けられる枠。
耐久があり得ないほど高く、不一致弱点程度なら再生で受け切ることができる。マジカルフレイムを合わせればサンダーやラプラスもある程度は誤魔化しがきく。毒も聞かず、Sラインが高いため通常の受けポケモンより速く動くことができる。
特性のプレッシャーが何よりも偉く、悪ウーラオスの暗黒強打に受け出した後、上から自己再生を連打することによってPPを枯らすことができる。その性能上、TODにもかなり強い。
本来はコスモパワー型を使おうと思っていたが、宿り木や状態異常を透かせる身代わりの方が使用感がよかったためこの型に。マジフレをぶちこめばCを甘えているサンダーの暴風を耐えるのが本当に意味が分からない。
ダイマックスできないのが唯一の欠点ではあるが、それを補っても余りある受け性能でとても好きになった。来期も使いたいと思う。
エアームド
エアームド@オボンのみ(がんじょう・わんぱく)
172(252)-100(0)-211(252)-×(0)-90(0)-91(4)
ドリルくちばし/ボディプレス/てっぺき/はねやすめ
ぽけっとふぁんくしょん!
日食ネクロズマや白バドレックス、地面アタッカー勢を受ける枠。鉄壁を積めば弱点物理勢やザシアンも詰ませることができる。
この枠は最初はミラーアーマーアーマーガアだったが、最終日に急遽エアームドへと変更された。ミミドラパ性能を考えるならばアマガではあるものの、そもそもメンヘラミミッキュしかいない、役割対象への受け性能が若干変わる、ボディプレスの火力が高い、特性「頑丈」によってスイーパーを行うことができる等の理由からエアームドを採用した。
技構成はテンプレのものからステルスロックをドリル嘴に変更している。ボディプ単体だと霊勢に対して隙を見せるという点と、ジェットでSを上げることで鉄壁の詰ませ性能を上げることができる。ついでに、ウーラオスに一泡吹かせられる。
熱風持ちやアシパ型ではない正義の日食ネクロズマは後出しから悠々と受け切ることができた。前期から使用しているが、やはり安定の受け性能である、カグヤやアマガにはできないことができる、唯一無二の性能だと感じた。
バンギラス
イベルタル、黒バドレックスを始めとした特殊飛行組への誤魔化し枠。一応ホウオウへの対抗策でもあるが、基本的には物理型しかいないため受からない。
調整は下記より参照(無断リンクのため怒られたら消します)
黒バドレックスへの役割遂行のため、調整元からは馬鹿力を噛み砕くに変更した。色々運用が変わるので調整を変えるべきだったかもしれないが、思いつかなかったのでそのまま運用。
初期は物理のみのステロ型で使っていたものの、霊獣ランドロスが目に見えて環境を支配していたために冷凍ビームを搭載した。これによって受け出しや居座って舞ってくる不届きランドロスを逆に機能停止へ追い込むことができる。
これは今期一番の反省であるが、最終戦にてヌオーダイマランド対面、カウンターの後にゴチルゼルをバンギで倒すルートを取ろうとした結果、ヌオーをゴチルにキャッチされて四度目の三桁チャレンジを落としてしまった。引きを読んでバンギを合わせていさえすれば受け出し冷凍ビームから最終戦を制することができたはず。
終わってしまったことを言っても仕方はないけれども、最終三桁への大チャンスを逃してしまったことで永遠に脳内反省会と映像ループが止まらないのでこの記事にて供養する。
この構築で一番活躍し、かつ信用していたポケモン。来期以降もよろしく。
ラッキー
ラッキー@しんかのきせき(しぜんかいふく・ずぶとい)
325(0)-25(0)-62(252)-×(0)-92(164)-82(92)
ちきゅうなげ/タマゴうみ/でんじは/あまえる
ぽけっとふぁんくしょん!
B:ぶっぱ
D:あまり目一杯
S:麻痺込み最速ウーラオス抜き
※図太いじゃなくて慎重になってました……😭
絶対特殊受けるウーマン。珠や眼鏡のカイオーガは受からない。
元は零度や宿り木透かしの身代わりで使っていた枠を最終日急遽「甘える」に変更。これによって受け出される物理アタッカーを逆に詰ませることができる。
ハピナスと違って物理方面もそれなりに硬く、ザシアンの巨獣斬程度なら一度耐えることができる。両受けポケモンとしてこれ以上ない活躍をしてくれたが、えげつないくらいの電磁波外しとヤクザラプラスの零度殺しによって数々の胃痛を引き起こした。でもこの子しか受からないポケモンが多すぎる問題をどうにかしてくれ。やけにダメ計合わずに死ぬなって思ってたら性格間違えていることにシーズン終わって気がついた、アホ。
ヌオー
ヌオー@ゴツゴツメット(てんねん・わんぱく)
202(252)-×(0)-150(252)-85(0)-86(4)-55(0)
ねっとう/だいちのちから/どくどく/じこさいせい
ぽけっとふぁんくしょん!
※腕白じゃなくて図太いです
ザシアンへの誤魔化し枠。一応ジガルデをなんとかする役割も担っている。
あまりにもラプラスやゴチルゼルにハメられるため、蓄えるやどくどく、一発逆転のカウンターなど試合のたびにコロコロ変えられていた。正解がいまだにわからない。
合法的にザシアンを受けることができる唯一のポケモン(ムドーはワイルドボルトの存在があるため安定しない)なのだが、再生連打を強いられるのであんまり有利ではない。裏のラプゴチルに永遠に起点にされてしまった可哀そうな子。可愛い。
ヌケニン
自慢の防塵ゴーグルヌケニン。速いのは正義ということで最速。
通常のヌケニンは厚底ブーツがテンプレだとは思うが、ゴーグルにした理由は下記。
・バンギとサイクルする際に絶対に必要。
・天候ダメージを透かすため、ダイロックに対して堪えるを打つことができる。
これによって相手ダイマ時の様子見が可能になり、立ち回りの幅が広がった。個人的にめちゃくちゃお気に入りのポケモンである。
技構成はこれで完結していると思うが、ポルターガイストの命中を上げてほしいマジで。
苦手なポケモン・並び
・ラプザシアンゴチル
後半の流行り。キツいというよりは、意地でバンギを合わせる必要があるのがきつい。
無理。一時期ブルルを入れていたがそれすらもジェットで吹き飛ぶ。受け構築でこいつらを倒すのは諦めるべき。
・スカーフ以外のカイオーガ
ラッキーが受からないクソ火力。合わせられないと成すすべなく押し流される。
・ホウオウ
バンギ対面させないと吹き飛ばされる。
・ランドロス、白バドレックス
エアームドが削れると途端に終わる。白バドに関してはダイナで氷槍を枯らせばワンチャン。
・エースバーン(思念持ち)
ただでさえエスバきついのにダイナで受からなくなる。バカ。
おわりに
メインロムはウルトラホールに飲み込まれたものの、サブロムにて最高順位を大きく更新することができた。レートは伸びなかったものの、デフレ環境だったので多少仕方ないという言い訳。
800位までは最終日に三回くらい到達していたのだが、目標の1900チャレンジをことごとく落とした結果四桁フィニッシュとなってしまった。欲張らずに800位でやめておけば……と滅茶苦茶後悔しているものの、諦めずに最後まで挑戦できた自分を褒めてあげたい。
あと、受けループ二か月目にして自己ベスト順位を更新できたのが滅茶苦茶嬉しい。目標未達成ながら、確実に上達しているのを肌で感じている。
竜王戦環境はおそらく最終日深夜まで!みたいなのはできないが、できる範囲で上を目指していこうと思う。実生活と両立していこう。
そろそろカメックス使ってあげたいけど伝説環境キツいのと純粋にメガがないとパワー不足で活躍させられる未来が見えない。なのでダイパリメイクでメガ返してあげてください。
スペシャルサンクス
・通話やチャットをしながら一緒に切磋琢磨し、支え合って頑張ってきた「AIM-HIGH」の皆様
・終盤配信にて応援してくれたpokemon総合チャンネルの皆様
・他にも公私共々お世話になりました皆様
・夜な夜なポケモンに集中する僕に呆れながらも寛大な心で許してくれた同居人様。
次こそは1900&三桁フィニッシュするぞ!!!!
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