砲撃亀はかく戦えり

カメックスと共に

【剣盾シングルS12】カメウツロナットwith三人のおっさんサイクル【最終1618位(レート1863)】

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 今期も自己最高レートを達成することができたので、備忘録と記念に構築記事を書くことにした。目標とする1900,2000には惜しくも届かなかったものの、新環境をカメと共に生きていくにあたり、学びを多く得ながら結果を伸ばせたのは良かったと思う

コンセプト

カメックスでサイクル構築を組みたい

構築経緯

1.カメックス

 言わずと知れた僕の相棒。今回は準伝、過去ポケもある程度復活したため、過去に使っていてかつ尊敬するカメ使いのafouさんが愛用していた「カメガブナット」を使いたいと思い構築を組み始めた。メガストーンは没収されているが、火力アップアイテムを持たせることでメガ時代と同じ動きができるよう調整。相手の起点作り役を確実に潰せる役としての採用だが、メガがない今環境で仕事が果たせたかといわれると怪しい。

 

2.ボルトロス

 もともとはサンダー。圧倒的技範囲と耐久、高火力で上からすべてを破壊するHCサンダーを採用していたが、シーズン終盤に爆増したバンギラスウツロイドにカモられ続けたために怒りの雷神採用。特性「負けん気」によって威嚇サイクルの牽制ができ、マンダやランド、ギャラをメタりつつ、ナットレイバンギラスを倒せる電気飛行枠として活躍してくれた。カメックスが苦手な草水を相手してくれる役。ただ、耐久が紙なので非ダイマ相手でも死ぬ。そんでもってダイマが切れると途端にポンコツになる。

 

3.ナットレイ

 昔から信用しているカメックスの相棒。カメのHPリソースを提供したり、相手の炎格闘以外を全受けする耐久の鬼。弊構築の圧倒的母親役。困ったら大概コイツで受け切っていた。サンダーが炎切っていたりだとかウオノラゴンバンギラスウツロイドが増えだしたりとかで仕事量が倍化。ブラック企業ですまん。コイツがいなければ環境を生き抜くことができなかったので本当にお世話になった。ヤドリギもほとんど外さなかったのはありがとう。キッズアンバサダーへの呪いをかけていこうな。

 

4.ウツロイド

 本構築のエース。有利対面を作れば受け出しを許さない圧倒的火力(鋼、バンギ除く)で数々の敵を葬ってくれた、ビーストブーストが発動してしまえばエスバも上からしばける偉いクラゲ。技範囲も広く、鋼以外には強く出れるのも偉い。サンダーメタとしての役割が強いものの、珠サンダーへは受け出しが効かないのは注意。今回でめちゃくちゃ好きになったのでこれからも使いたいポケモン

 

5.ランドロス

 絶対エスバ受けるマン。もともとは襷ASのアタッカー枠で採用していたが、エースバーンのダイマを枯らすことが不可能な構築だったためにゴールキーパーに転職した。威嚇絡めた耐久がえぐく、大概の物理を止める。水ウーラオスとエラガミお化けはおっさんのトラウマ。

 

6.悪ウーラオス

 最強の襷枠。挑発と暗黒強打がシンプルに強い。クレセリアがあまりにも重すぎたので採用したものの、後半は月食の関係もあってか月は見えなかったので仕事はできない……と思われたがシンプルに強かった。不利対面でもツッパリを強制し泣きながらサンダーの体力を削る姿はまさに番長。メガゴロンダ

 

個別解説

カメックス(キョダイマックス)

  

カメックス@たつじんのおび(げきりゅう・ひかえめ)

186(252)-92( )-120( )-150(252)-125( )-99(4)

ハイドロポンプれいとうビームアクアジェット/あくび

ぽけっとふぁんくしょん!

 

 今期も相棒枠。メガストーンを奪われた悲しみを背負いつつ準伝環境を駆け抜けた。HCぶっぱにしないと耐久が足りないためこの調整。一応鉢巻フェローチェのインファを高乱数耐えとかいう言い訳をしている。火力が不足しているために命の珠で採用していたが、耐久が落ちるのが無視できなかったため、ギリギリ役割が遂行できる達人の帯に変更。このおかげで対面で落とせる相手が増えたので英断だった。

 ダイウォール兼補助技には欠伸を入れており、一応スイクンとの差別化を図っている(気持ち)。不利対面でヤクザ欠伸を入れて相手の初手ダイマを無理矢理枯らしたり、有利対面から欠伸してサイクルの中で敵を削ったりできた優秀な技。この枠は波動弾と交互に使っていたが、ナットレイカミツルギ、氷水勢に強く出れる点もあったため一長一短。

 環境的には過去最高に向かい風(サンダーナットノラゴン環境)だったので常に疲弊していたが、最後まで信じて頑張ってくれた。ありがとうカメックスメガシンカしてくれ。


ボルトロス

  

ボルトロス化@いのちのたま(まけんき・ようき)

155(4)-167(252)-90( )-130( )-100( )-179(252)

ワイルドボルトそらをとぶ/ばかぢから/ビルドアップ

ぽけっとふぁんくしょん!

 

 バンギウツロにカモられまくったサンダーが覚醒した姿。持ち前の負けん気でダイマの打ち合いは最強。……と思わせて耐久がペラッペラなので打ち合いには滅茶苦茶弱い、負けん気発動しないと火力低いとダイマエースとしては物足りない結果となっていた。それでも初手ダイマでイージーウィンを拾ったりだとかウツロの障害を排除してくれたりだとか仕事はこなしてくれたので感謝している。

 火力が圧倒的に足りないので珠。メインのワイルドボルト、空を飛ぶは確定で、ナットバンギに打つ馬鹿力。ウォール兼火力耐久上げのビルドの候補しかないと思う。ほかに技候補あったら教えてくれ。

 次回はサンダーを通せるように取り巻きを考えるようにした方がいい。それでも逆境の中頑張ってくれたボルトロスに敬礼。

 

ナットレイ

  

ナットレイ@たべのこし(てつのトゲ・のんき)

181(252)-114()-201(252)-74( )-137(4)-22()

ジャイロボール/タネマシンガン/やどりぎのタネ/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

 

 カメックスの女房役。圧倒的耐久を盾に受け出し、ヤドリギ残飯の圧倒的回復リソースで相手を疲弊させる役。カメックスが苦手な相手に強く、カメナットは現環境でも健在だった。技は最大火力が出せるジャイロボール。憎きレヒレへの打点になるタネマシンガン。最強技のヤドリギダイマ枯らしやリソース調整もできる守るで確定だった、本当は電磁波とかステロとか入れたいけど研究時間がマジで足りん。

 ウオノラゴンや炎技切ったサンダーにも強く出れる通常ポケモンの星。ポリゴンに強いのもベネ。これからも多くのストレスを与え続けてくれ。

 

ウツロイド

  

ウツロイド@パワフルハーブ(ビーストブースト・おくびょう)

184( )-65( )-80(252)-167(156)-151( )-170(252)

メテオビーム/ヘドロウェーブくさむすび/10まんボルト

ぽけっとふぁんくしょん!

 

 

 サンダーを許さないクラゲ。調整は確かエスバの飛び膝耐えた後に守るで透かして落とすとかそういうの(おたけ(@takepoketake)さんからもらった) 。最終的にはフルアタになったので意味が薄れたものの、ダイマして相手の攻撃ミリ耐えすることあったからたぶん意味あった。

 今作からメテオビームとかいう壊れ技をもらったことで一気に使用率を駆け上がった出世頭。ヘドウェも確定。地面タイプへの打点になる草結び。もともとは守るや身代わりを入れていたが、カグヤドヒドが重すぎたのと鋼への申し訳程度の打点に10万ボルトのフルアタ構成。ダイウォール欲しい場面めちゃくちゃあったけど技切れなかったので致し方なし。

 ボルトロス以上にエースを張ってくれた過労死枠。バンギも無理やり落としたりしていて健気でかわいい。来期もよろしくな。

 メテビの命中100でよくない?

 

ランドロス(霊獣)

  

ランドロス霊@混乱実(いかく・のんき)

196(252)-165( )-156(252)-125( )-101(4)-99( )

じしん/とんぼがえり/がんせきふうじ/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

 

 エスバのダイマを身体を張って枯らす姿は涙なしには見られない。おっさんはサラリーマンの鑑や。

 もともと襷ASアタッカーだったがガラルのガチムチを止めるためだけに守護神となってくれた過労死枠2。ナットレイと合わせて本構築のクッションを務める。物理相手にはめっぽう強いが特殊耐久は脆いので結構すぐ飛ぶ。A無振りなのにダイマを枯らされる可哀そうな使い方をしてしまったことは反省している。

 技はメインの地震。対面操作ができるとんぼ返り。起点回避兼S操作用の岩石封じ。後はダイマ枯らし用の守るを採用。ステルスロックは打つ暇が微塵もなかったので守るに変えて正解だった。

 絶対に相手のランドロスの下からトンボを打つという強い意志でのんきおじさん。たぶん休みの日はビール片手にVtuber配信とか見てる。

 

ウーラオス(一撃の型)

  

ウーラオス悪@きあいのタスキ(ふかしのこぶし・ようき)

175( )-182(252)-120( )-74( )-81(4)-163(252)

あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/ちょうはつ

ぽけっとふぁんくしょん!

 

 対クレセリア決戦兵器。バンギラスナットレイが増えていたのもあってか鍛えた拳ですべてを貫いてくれた。暗黒強打がシンプルに強く、不意打ちとの択、挑発での起点回避と対面性能が段違いで最強の襷枠だと思う。

 技は上記四つで確定。挑発はカウンターにしてもいいかもしれないが、起点を作らせると挽回できない欠陥構築のため挑発は必須だった。

 なんだかんだ前期からの続投枠。これからも数々の受けポケを破壊しまくってほしい。

 

選出パターン

1.カメックス+ボルトロス+ナットレイ

 基本選出。カメックスで相手のステロ撒きをつぶしボルトロスで突破。二体が受け切れない相手をナットレイで流す。なおサンダー環境のためにこの選出は3割程度。

 

2.ウツロイド+ボルトロス+ナットレイ

 対サンダーノラゴンナット用。終盤はほぼこの出し方だった。エスバが来ると崩壊するのでなんとか誤魔化しつつ頑張る。初手対面ウツロがエスバと鉢合わせた瞬間に終わり。

 

3.ランドロス+ナットレイ+エース枠

 相手の攻撃を受け切った後にボルトやウツロ、カメウラオを通す。ダイマを枯らしてしまえばダイマ圧力はあるので後は押し切り。

 

4.ウツロイド+ウーラオス+ナットレイorボルトロス

 対受けループ。ウツロイドの技範囲とウーラオスの火力で押し切る。

 

苦手なポケモン・並び

・サンダーナットノラゴン

 終盤の流行り。こいつらキツくない構築教えてくれ。

ナットレイ

 メタってはいるがシンプルにキツい。

フェローチェ

 脚が遅いやつしかいない。カメックスで対面突破するしかない。

・スカーフ水ウーラオス

 誰も受からない。。

 

おわりに

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 サブロムは流れ星になったがメインロムで自己ベスト更新した。

 

 

 USUMから使っていたカメナットで記録を伸ばせたのは嬉しいです。レート1900チャレンジまでは行ったんですが、そこで勝ちきれないのが弱さだなと思います。周りが強い人ばかりなので毎日劣等感と焦燥感に駆られていますが、頑張るしかないので次こそは目標達成したいどす。

 カメックスの新しい型を考えなければ。

 

スペシャルサンクス 

・通話やチャットをしながら一緒に切磋琢磨し、支え合って頑張ってきた「AIM-HIGH」の皆様

カメックス構築の相談に乗ってくれたpokemon総合チャンネルの皆様

・他にも公私共々お世話になりました皆様

ポケモンにかまけていても広い心で許してくれた同居人様

 

 今期は個人的には悔しい結果となってしまったので、次回はもっと構築力やプレイングを磨いて仲間に負けないよう精進したいです。見てろよチクショ~!

 

 

サムネイル用

 

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【剣盾シングルS10】カメニンフ壁構築【最終1666位(レート1843)】

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 今期は自己最高レートを達成することができたので、備忘録と記念に構築記事を書くことにした。目標のレート2000にはまだ遠いものの、少しずつ上を目指していけていることがとても嬉しい。何より相棒のカメックスと自己ベストを更新できたことが何よりも自信につながった。

コンセプト

・今期もカメックスをエースとして使いたい!

構築経緯

1.カメックス

 今期もカメックスを使うにあたり、起点役+からやぶカメックスの構築を組むことにした。そのため、まずは起点役として優秀なポケモンを探すことに。

 

2.キュウコン

 積み展開を使うにあたって起点役となる型には以下がある。

 

1.置き土産or火傷からの起点作成

2.催眠or欠伸展開からの有利対面起点作成

3.壁展開からの起点作成

 

 まずは1の条件を満たすポケモンを探した結果、最初に使い始めたポケモンはバチンウニ。鎧の孤島から追加された新技「大地の波動」との相性も良く、カメックスの苦手な水タイプへの打点作成にもなる点からの起用だった。置き土産、まきびしで起点作成や襷回避、EFによる欠伸回避など優秀な点は多く、中々に使い勝手は良かった。

 だが、カメックス以外とのシナジーがあまりに悪く、相手のパッチラゴンの火力を上げてしまう点も良くなかった。バチンウニ自身の耐久もギリギリで、起点作成として安定した仕事ができるとは言えない。置き土産で数的不利を取ってしまう点も微妙だった。

 

 次に試したのは2の条件。ゲンガーやモロバレルマッギョなど思いつくポケモン達を試してはみたものの、2展開を今まで行っていたカバルドンほど綺麗に立ち回ってくれる枠はおらず、これも断念。

 

 最後に残ったのは3の壁展開。後続へのシナジーもよく、カメックス以外の積みポケモンへの起点にもなる点が高評価。壁を貼れば起点役自身も殴れるのも良く、数的不利を作りにくいのが個人的にも使いやすい。

 

 壁展開を行うにあたり、候補は以下の4体。

 

・オーロンゲ

クレッフィ

ニャオニクス

キュウコン

 

 オーロンゲは相手の起点役への挑発や悪戯心メタとして優秀で、後攻の尻尾トリックやアタッカー偽装などの型の読まれにくさが強みだ。弱点も少なく、「ソウルクラッシュ」という唯一無二で最強の物理技も持っている点も良かった。だが、本人の脚が遅いために壁貼り以外の役割が薄い点、自主退場技がないために壁を枯らされやすい点、まずもって見た目が嫌いな点から採用を見送った。ただ、相手への妨害能力は他の追随を許さないほどに優秀なため、今後のシーズンでは使ってみてもいいかもしれない。

 

 クレッフィは自主退場技を持ち、両壁電磁波という優秀な起点作成技を持つ。鋼妖というタイプも優秀で、相手の壁貼り役に不利を取らない点も魅力だ。タイプ一致「徹底光線」の威力も馬鹿にはならず、自主退場の中で無視できない火力を押し付けることもできた。ただ、相手の起点になりやすい点も無視できず、自主退場技が通りの悪い鋼技であることから、ウルガモスにぐちゃぐちゃにされまくった為に止む無く解雇。

 

 ニャオニクスは両壁が貼れる上に「欠伸」持ちで、相手の積み展開に強い特徴を持つ。が、自身の攻撃手段が乏しく、悪タイプに何もできない点が微妙だった。壁と欠伸のシナジーもあまり良くはなく、軸として採用するには少々心許なかったために今回は見送った。

 

 最終的に採用したのはアローラキュウコン。正直バイバニラと悩みはしたものの、環境のほとんどへ上を取っていけるSライン。世界最強の技「ムーンフォース」を使える点、絶対零度や吠える、アンコールといった起点回避技も豊富な点が魅力的だ。何より、条件はあるもののほぼ最速で両壁を貼れる「オーロラベール」がチートレベルで強い。悪戯心を持っていない欠点を補って余りある能力だと思い、今回はキュウコンを起用することにした。

 

3.ニンフィア

 次にカメックスをエースとして活躍させる場合、苦手なポケモンを起点にできる枠を探すことに。起点役をキュウコンにしてしまった関係上、相手の水ポケ、主にアシレーヌドヒドイデがキツイ。そこで、身代わり瞑想を積むことでその二体を起点にできるニンフィアを起用。フェアリー単という強い耐性に加え、環境最強クラスの特殊耐久。「ハイパーボイス」による身代わりメタ。「サイコショック」を加えることでハピナスモロバレルドヒドイデも起点にできる技構成にした。

 

4.ウーラオス

 正直今もこの枠に関しては微妙な点がぬぐえないが、受けまわしに強く相手のカビゴンホルード、サザンガルドをメタれる枠として採用。アイテムは偶然余っていた命の珠を持たせることで火力を上げつつ立ち回りの幅を広げるように。

 

5.ホルード

 ここまでで相手のダイマックスを枯らす手段に乏しく、パッチラゴンやリザードンに先に展開された際に切り返せる枠がいなかったため、パッチラゴンに強く襷「じたばた」の超火力であらゆるポケモンを吹き飛ばせるホルードを採用。襷や「こらえる」を使うことでターン稼ぎをできる点が非常に優秀だった。

 

6.パッチラゴン

 今期最強の入れ得ポケモンカメックスが苦手な水ポケモンに強く、相手への選出圧力がえげつない。トップメタのために対策はされまくっているものの、アタッカーのくせに高い耐久持ちのために壁下での制圧力は目を疑うものがあり、カメックスとのタイプ相性も良かった。

 

個別解説

カメックス(キョダイマックス)

 

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性格:控え目

特性:激流

実数値:155(4)-*-120-150(252+)-125-130(252)

持ち物:白いハーブ

技構成:ハイドロポンプ/冷凍ビーム/破壊光線/殻を破る

調整:CSぶっぱ

 

 本構築のエース。ポケモン人生における最高の相棒。今期こそはこいつと一緒に高みを目指すべくランクマに挑んだ。

 キュウコンで壁を貼った上で殻を破り、ハーブで耐久を戻せばパッチラゴンとの打ち合いにも勝てる打たれ強さ。C85と心もとない数字ではあるが、殻を破ることで火力を補うことができる。Sラインもスカーフ106族まで抜くことができ、上から高火力を押し付けるエースとして優秀。ただ、ダイマ相手だと火力不足が目立ったので今後は珠での運用も検討したい。

 技構成はメインウェポンのハイドロポンプ。ドロカと正直悩んだものの、非ダイマ時での立ち回りが窮屈になる点を考慮しドロポンを採用。命中85のくせに追加効果なしとかあまりにも弱いのでせめて命中90にしてくれ。

 サブウェポンとして草、龍への冷凍ビーム。対水タイプ用の破壊光線を採用。悪の波動を入れた方が受けが利かなくなり、天然持ちにも強く出れるものの、アシレーヌや水ウーラオスに対して何もできなくなるのを避けたかったために破壊光線を採用した。ダイアタックでS操作できる点も優秀。


キュウコン(アローラ)

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性格:臆病

特性:雪降らし

実数値:149(4)-*-103(60)-117(124)-129(68)-177(252+)

持ち物:光の粘土

技構成:吹雪/ムーンフォース/オーロラベール/アンコール

調整:HB(水ウーラオスの水流連打確定耐え)

   C(水ウーラオスを霰+ムンフォで処理)

   S(最速)

 

 調整はひででででさん( @byVblMiLFVtN3Fc )からのもらい物。カメックスを通すために起点作成役。オーロラベールによる最速での壁貼り。ムーンフォースによる(ほぼ確定での)C下げ。残りの枠には相手の起点を回避するためのアンコールを採用。キュウコン対面で身代わりを押してくるギルガルドアシレーヌウルガモスを縛ることが可能になり、裏のカメックスの積みチャンスを増やすことができる。アイアントとの同速対決でアンコールによって出合い頭固定した時はめちゃくちゃ脳汁出た。

 後半はスカーフホルードリザードンにワンパンされることが多く、満足に壁を貼れずにカモになっていたので、この枠は今後環境の様子を見て変えていくべきだと痛感。それを考慮しても優秀な起点作成役として活躍してくれた。


ニンフィア

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性格:図太い

特性:フェアリースキン

実数値:201(244)-*-126(236+)-131(4)-151(4)-83(20)

持ち物:食べ残し

技構成:ハイパーボイス/サイコショック/瞑想/身代わり

調整:HB(余り内でぶっぱ)

   S(同速意識20振り)

 

 前期から愛用しているHBニンフィア。クッション、詰め性能共に優秀で受け構築にも強い欲張りポケモン。鋼、炎を異常に呼び寄せるがそこはカメックスとの相性補完でカバーできるのでベネ。毒タイプを受けだされることがそれなりにあったことと、特殊受けとして脳死で出てくるハピナスやラッキーを誘って倒すこともできる点からサイコショックを採用。ダイマすればパッチラゴンとも戦える耐久に毎回ビビっていた。

 壁下での場持ち性能が最強クラスだったので今後も信じていきたい枠。

 

ウーラオス(一撃の型)

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性格:陽気

特性:不可視の拳

実数値:175-182(252)-120-*-81(4)-163(252+)

持ち物:命の珠

技構成:不意打ち/暗黒強打/インファイト/アイアンヘッド

調整:AS(ぶっぱ)

 

 所説枠。受けまわしを崩すために採用。構築全体でフェアリーが重く、ピクシーやニンフを受け出されまくったので逆に狩ることができるアイアンヘッドを採用。これによってある程度フェアリーへ戦えるようになり、削れた相手ならアイヘで落とせるために立ち回り自体は広がった。

 だが、フェアリー四倍の弱点は無視できるものではなく、ウーラオス自身も切り返し性能があるわけではない、不意打ち択で疲弊するという欠点があまりにも多く、選出自体も最下位と要改善枠。ただ、受け回しに対しては期待していた実力を発揮してくれていたので最後まで抜くことができなかった。構築全体で貴重なヌケニンへのメタ枠。


ホルード

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性格:陽気

特性:力持ち

実数値:161(4)-108(252)-97-*-97-143(252+)

持ち物:気合の襷

技構成:地震/じたばた/電光石火/堪える

調整:AS(ぶっぱ)

 

 不利対面絶対覆すおじさん。相手のダイマを枯らしつつ反撃のじたばたをぶち込むことにすべてを注ぐ。リフレクターを貼られていても非ダイマなら吹き飛ばせる火力が魅力。カメックスやパッチラゴンのダイマで狩り残した敵のスイーパーとして優秀な働きを見せてくれた。

 環境後期はあまりにも流行りすぎたためかダイアイスを打たれたり襷ケアされることが多く、まったく機能しなくなったのが反省点。そこのケアさえできていれば三桁は達成できたと思うので、来期以降は新たな型を模索したい。

 「堪える」が本当に強く、相手のダイマをほぼ無条件で枯らすことができるのがスイーパーとして合っていた。じたばたとの相性も良し。


パッチラゴン

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性格:陽気

特性:張り切り

実数値:166(4)-152(252)-110-*-90-139(252+)

持ち物:ラムの実

技構成:電撃嘴/逆鱗/火炎放射/燕返し

調整:AS(ぶっぱ)

 

 今環境最大のバカ。毎回毎回胃を破壊されそうになるほどにストレスフルポケモンだったが、入れない理由が皆目見当もつかない上にカメックスとの相性補完がアホみたいに良いので採用。カメックスが苦手な水ポケ勢を軒並み駆逐してくれる頼れるやつ。攻撃当ててくれ頼む。

 持ち物は鬼火、催眠ケアのラムを持たせることで先発ゲンガーをメタることにした。後半は凍える風ゲンガーやらマジシャアタッカーゲンガーやら、デパート状態だったので正直嫌気が差してはいたが、サブエースとして大活躍してくれたと思う。

 キュウコンが異常に初手ハッサムを誘うため、電撃嘴で屠っていた。

 技構成はテンプレの嘴に逆鱗、ダイジェット用に燕返し。鋼への打点兼カウンターケア用の火炎放射で確定、珠を持たせないと火力が足りないことが多々あったものの、張り切りの超火力は健在で邪魔者を蹴散らしていってくれた。

 

選出パターン

1.キュウコン+カメックス+ホルード

 基本選出。キュウコンで壁を貼りカメックスで積んだ上で全抜き。漏らした相手をホルードの先制技orじたばたで処理する。キュウコンの霰でホルードの襷をつぶさないようにケアする必要はある。キュウコンが不利を取る相手に対してはホルードを先発に出すこともあった。

 

2.キュウコン+ニンフィア+ホルード

 カメックスの通りが悪い相手への選出。キュウコンで壁を貼り、絶対的耐久の元にニンフィアで積みまくる。壁さえ貼れば相手がだれでも基本的には打ち勝てるため、何気に安定している選出。なお、この選出だとゲンガーに誰も勝てないので注意。

 

3.パッチラゴン+ホルード+ウーラオスorニンフィア

 対面的な選出。相手の初手ゲンガーやロトムが見えた時はパッチを先発させ、ラムを盾に起点にする。相手のダイマホルードの襷堪えるやニンフィアの身代わりで枯らし、ウラオやホルードの先制技でスイープする。

 

苦手なポケモン・並び

・フェアリータイプ全般

 フェアリーから抜群を取られるポケモンばかりなうえに半減以下に抑えられるポケモンがいない。ニンフィア初手はこちらもニンフィアを合わせるしかなく、マリルリに至っては勝てるのがパッチラゴンしかいないという欠陥構築。マジできつい。

 

・パッチラゴン

 こいつキツくない構築は存在しないのでやめてほしい。

 

・初手弱点保険水ウーラオス

 なぜか環境後期に流行った型。こちらの初手キュウコンを逆手に取った戦法なのだろうが普通にキツいので勘弁してほしい。最終日付近でバンビーさんのサブ垢にやられたときはキョダイタメイキを放った。

 

おわりに

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 メインロムは溶けてしまったためサブロムで何とか生き残った。

 

 ずっと使い続けてきた相棒のカメックスで自己ベストを更新できたのがなによりも嬉しいです。前期までは某ゴリラの脳筋スライダーで処理されるのが本当につらく、ゲーフリにグラスラの弱体化希望メールを送るほどでしたが、今期は相棒をエースとして活躍させることができ、カメックスは強いんだと改めて思いました。

 ただ、個人的に今環境自体はあまり好きではないので、来期は受けループの練習などをしつつ雪原後のカメックス構築について考察できればと思っています。コケコと組ませてダイサンダーとか楽しそう。

 

スペシャルサンクス 

・通話やチャットをしながら一緒に切磋琢磨し、支え合って頑張ってきた「AIM-HIGH」の皆様

カメックス構築の相談に乗ってくれたpokemon総合チャンネルの皆様

・他にも公私共々お世話になりました皆様

ポケモンにかまけていても広い心で許してくれた同居人様

 

 今期はいろんな人に支えられた結果として自己ベストを更新することができました。世間的にはまだまだ未熟かもしれませんが、個人の記録を伸ばせたこと嬉しく思います。次は三桁、果てはレート2000を目指して相棒のカメックスと邁進していきたいと思うので、応援よろしくお願いいたします。

 

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